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SS街並みを歩いて  赤と黒3

ブルーグレーの毛皮に身を包んだテラは街の大通りを歩いていた。

大通りと言ってもここは田舎街。

レンガ畳を敷いた道の両脇にはやはりレンガでできた小振りの建物が横一線に並んで

まるで童話の世界に迷いこんだようだ。

路地から妖精やら小人がフワリと顔を覗かしても不思議でない空気感がある。

いつも立ち寄る食堂兼雑貨店「月光亭」に足を踏み入れると昼食時ともあって、

中は人でごったがえしていた。

ワインとチーズを頼んでテーブル席へと足を向けると、その向こうにある高テーブルの周りで

ビールを立ち飲みしている長身の男たちに目が行った。

4、5人いる全員が190センチくらいはある男たち。

その中に一人だけ東洋人らしい男がいた。

端正な顔立ちが帽子とサングラスで殆ど隠れているがかなりのイケメンであることは見てとれる。

何より彼のもつエロティックな雰囲気が西洋人をも凌駕して…圧倒的な存在感を示していた。


「何をやってる人なのかしら?」


テラは興味深くその男を見詰めた。




ビールを飲み終えた男たちは席を離れ始めた。

テラの横を通り過ぎる瞬間、その男が何かを囁いた。


「…ラ……ナ…」


この声、この感じは…


「ゴヌク…ゴヌクなの?」


テラは震える声でそう言うなり男の腕を掴んだ。


男はサングラスを外して満面の笑顔で答えた。


「テラ…ヌナ…会いたかった」


そう言うゴヌクはテラを包み込むように抱き締めた。

テラは驚きのあまり固まっている。

声が出せない。


(ゴヌクが、テソンが生きてた…やっぱり幻じゃなかった…)


テラは胸に手を置いて、薄紅色の花びらに思いを馳せた。

愛しくて恋しくて…

毎日悶える程に欲したゴヌクの腕に抱かれた瞬間、

テラはユリカゴの中で眠る赤子のように幸せに彩られた。



★続きます。

★☆★☆★

いよいよ明日から新大久保では「赤と黒」のキャンペーンが始まります。

町はナムギルペンの鶏さん達でいっぱいになるんでしょうね~~

ナムギルペンのことを鶏さんっていうのですね♪

なんだかとっても可愛い呼び名で、管理人は気に入りました。




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