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SSS私のピダム 闇の中の焔

 29,2012 01:30

運動出来ないと中々眠れないテヤンです(笑)

こんな夜中に一人ベッドの上でボケッとしてます(((^_^;)

ええい、だったらSSの続きUPしちゃえ~!!!

この前の『SSS私のピダム 揺らめく焔』の続編です。

でも、タイトル少し違うんです♪

よろしかったら続きをぽちっとしてお読みになって下さいね~(^з^)-☆








真っ暗な秘路を蝋燭の火だけを頼りにピダムは仁康殿の女王の元に向かっていた。

初めてそこを歩いたのは女王と二人…

決して平穏な時ではなかったが、女王の手を引きながらのそれは今とはまるで違っていた。

この秘路が永遠に使われないように…

その想いは、あの頃も今も変わってはいない。

こんな夜這いのようなことに使うのもどうかと思うが…ピダムは口の端を上げて笑った。


そして…もっと早くにこうしていれば…

と思うものの、病に倒れた陛下の側には誰がいるか解らぬ。

もし仁康殿まで辿り着いたとしても、そのまま引き返すことになるやもしれないが…

等と、常以上に冷静な思考を張り巡らせるピダムであった。

蝋燭の火がゆらゆらと揺めき、空気の流れが外へと向かっている。

仁康殿の女王の寝室の隠し扉への階段が目の前にある。

ピダムは蝋燭を吹き消して階段を登り始めた。




**

丁度同じ頃、女王の側で甲斐甲斐しく世話をしていたチュンチュが女王に口移しで水を飲ませていた時だった。
ゴクンと水を飲んだ女王が突然目を開いた。


「うんっ、あ、ピダ、ム?」


ボヤけた視力が徐々に戻り、目の前にいる男がピダムでないことを認識した。


「チュンチュか?チュンチュなのか?」

部屋の灯火は一つしか点いていない為、薄暗い中にチュンチュの姿がうっすらと確認出来た。


「はい、陛下。私です。チュンチュです」

常より何故だかチュンチュの声が低く響き渡り、女王はその声にドキリとした。


「何故、お前がここにいるのだ?侍医は?女官たちは何をしておるのだ?」


「私が下がらせました」


「何故?どうして?そんなことを?」


女王は不思議そうな顔をした。
そんな女王に近付いたチュンチュは女王の耳元でこそりと呟いた。


「陛下…今宵は司量部令は来れないと聞いておりましたので…代わりに私が伽をしようと…こうしてお側におりました」


そう言い終わるとチュンチュは女王の首筋に口付けを落とした。
女王はぎょっとして、咄嗟にこう言い放った。


「やめろ、チュンチュ。無礼ではないか!」


女王は暫し考えた。
何故、チュンチュがピダムの動向を把握しているのか、しかも閨のことまで、言い知れない怒りが沸々と沸き上がって来たのを感じた女王は、まだ熱のある体を起こしてチュンチュに向かってこう言った。


「チュンチュ、看病大義であった。だが、もう大丈夫だ。今宵は一人で寝たい。だからもう下がって休むが良い」


心とは裏腹なことをさらりと言ってのけた女王は威厳に満ちていた。
そんな女王の女王たる態度に圧倒されたチュンチュは引き下がるしかなかった。


「陛下、残念です」


チュンチュは唇を噛み締めながら、女王に一礼すると寝室から出ていった。

チュンチュを見送った女王は深いため息を吐くと、その身を横たえようとした。

その時、隠し扉がキィと音を立てて開いた。
女王は誰がその扉を開けたのか直感的に悟った。


「ピダム、来たのか?」


ピダムがいつもの司量部令の黒衣を来て女王の前に現れた。
ピダムは出来うる限りの優しい顔と声音で


「陛下、遅くなりました」


ピダムの声を聞いて安心したのか、女王の眸からポロリと一粒の泪が溢れ落ちた。


「…ピダ、ム」


自分の顔を見るなり泣き出した女王にびっくりしたピダムは急いで寝台に駆け寄り、膝をついて女王の顔をそっと覗きこんだ。


「陛下、如何なされたのですか?どこか痛むのですか?」


心配そうに覗きこむ深淵の眸をじっと見詰めたまま、女王は泪をはらはらと流し続けた。
ピダムは女王の頭に手を充てて、ゆっくりと撫でながら


「陛下…お泣きになるなんて、陛下らしくありませんよ」


「ぅっ、ぇぅ、ピ、ダ…」


女王はピダムの手に愛しそうに手を添えて、精一杯微笑んだ。
ピダムは女王の顔に己の顔を近付けて


「陛下、無理をなさってはいけません。さあ薬湯を召し上がって、もう一眠りなさって下さい」


そう言うと卓の上にあった薬湯を口に含んで女王の口に流しこんだ。
女王がゴクリと薬湯を飲み込んだのを確認すると、ピダムは女王の口に舌を差し入れて蕩けるような口付けを始めた。


「うんっ、あっ、ピ…」


仁康殿の暗闇に水音が響きわたる…

長い時間をかけて女王の心と体を開放したピダムが唇を離すと、女王はピダムを見詰めたまま、ゆっくりと目を閉じた。
そしてそのまま、すーーっと息を吐きながら眠りへ落ちていった。




安らかな寝顔の女王とは反対に、ピダムの心は荒れ狂う嵐のように嫉妬で揺れていた。


(おのれ、チュンチュ。許さん。私が居ないのを良いことに陛下になんということをするのだ!)

ピダムを覆う覇気がまるで焔を纏ったように熱く燃えている。

片方の眉と唇をあげて微笑みながら…

人知れず闇の中で邪なことを考えているピダムの顔が、今は亡き新羅の女傑ミシルを彷彿とさせた。

蛇の道は蛇。





***

それから数日の後、新羅の王宮では女王の快気祝いの宴が催されていた。

その席で女王はチュンチュの甲斐甲斐しい看病の件を称え、女王自ら酒を下賜した。
女王に色供を拒否されて心中穏やかでなかったチュンチュの機嫌は幾分緩和されたように見えた。

宴が終わり、女王の元に礼を言いに来たチュンチュは取り次ぎの女官がいないのをおかしいと思いながらも仁康殿の女王の私室に足を踏み入れた。

薄暗い闇の中で微かな笑い声と水音が聞こえた気がした。

目を凝らすと椅子に座ったピダムの膝の上で女王がピダムにピタリと身を寄せて甘えている姿が見えた。


「ふふっ、ピダム…くすぐったい…」


「陛下…どこかくすぐったいのですか?ここですか?」


「あん、止めろ、ピダムぅ…」


「陛下…」



流石のチュンチュも二人のやり取りを聞いて呆気に取られてしまった。


(ピダム、わざと人払いさせたな!)


舌打ちをするとさっさと踵を返して仁康殿を後にした。

ピダムは闇の中でチュンチュの後ろ姿を口の端を上げて笑いながら見送った。


(チュンチュ、もう二度と陛下に近付くな。お前の出番などないのだから)




ピダムという深淵の闇の奥深くに燃え盛る恋心と言う名の焔は決して消えることなく…

女王には限りない愛を与えつつ、恋路を邪魔する者を容赦なく焼き殺す諸刃の剣のように…

蒼く美しくゆらめく、妖しの光にも似て…

闇の中に煌めき続ける。














☆最後までお読み下さり、ありがとうございましたm(__)m
前後編でタイトルを少しだけ変えて見ました!
ピダムの気持ちを焔に例えてのSSSでした♪







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Comment - 4

2012.10.29
Mon
14:49

うさこ ̄(=∵=) ̄ #HuG4J.mM

URL

私のピダムならぬ私の女王!?

テヤン様へ

こんにちは


『闇の中の焔』拝読させていただきました。ぺこりん

暗い嫉妬の焔…
うさこ嫌いじゃありません(笑)
ピダムもチュンチュも…
男の嫉妬ですかーなかなかメラメラ凄かったです。←尊敬(意味不明)

今日はうさこ風邪を引き込みまして仕事もお休みで臥せっておりますが…
何か元気?になるお話はないかなー、と思いトントンとノックしたらメラメラ系に出会いました。 ̄(*^。^*) ̄

テヤン様は腰のお加減はいかがですか?
癖になるといけないのでゆっくり養生なさってください。


またゆっくりお伺いいたします。


それではまた…

編集 | 返信 | 
2012.10.29
Mon
21:56

テヤン #s6bbxX4M

URL

SS私の女王、書いて見ようかしら(笑)

 ̄(*^。^*) ̄さんへ



>こんにちは

こんばんは(^3^)/
わ~~ぉ!  ̄(*^。^*) ̄さんだ!!!
超お久しぶりですね♪


>『闇の中の焔』拝読させていただきました。ぺこりん

お読み頂き、ありがとーございますm(__)m


>暗い嫉妬の焔…
うさこ嫌いじゃありません(笑)
ピダムもチュンチュも…
男の嫉妬ですかーなかなかメラメラ凄かったです。←尊敬(意味不明)

ピダムvsチュンチュって書いていて面白いですし…
チュンチュを演じたスンホ君が大分育って更に格好良くなったのでイメージしやすいんです。
勿論、ウリピダムも大人の魅力を引っ提げて帰って来ましたし…
イケメン二人の闘い…これからも続きま~す(((^_^;)


>今日はうさこ風邪を引き込みまして仕事もお休みで臥せっておりますが…
何か元気?になるお話はないかなー、と思いトントンとノックしたらメラメラ系に出会いました。 ̄(*^。^*) ̄

えーっ、風邪ひいてしまったんですかぁ~(*_*)
大丈夫?
お休みしてるってことは大丈夫じゃないのよね?
お大事になさって下さいね~
でも、寝てると時間をもて余すのも良ーく解りますよ(^^)v


>テヤン様は腰のお加減はいかがですか?
癖になるといけないのでゆっくり養生なさってください。
またゆっくりお伺いいたします。

腰は85%は治りましたが…まだ剣客商売は出来ないので…暇です(笑)
もう癖になってるので、多分また何時かはやっちゃうと思いますが…仕方ないです。
それでも剣客商売やりたいから(^-^ゞ
ピダムを愛するのと同じくらい、剣客商売を愛しているから
こんな懲りないテヤンですが…こらからも宜しくお願いしま~す(^з^)-☆

また、遊びにいらして下さいね~
お待ちしています♪


編集 | 返信 | 
2012.11.02
Fri
11:30

いちオレ #-

URL

こんにちは\(^ω^)/

続きのお話UPありがとうございます☆
私の好きな展開になりましたですー(*´艸`)

嫉妬!!!ピダム嫉妬光臨!
チュンチュやらかしてくれて
ありがとう!!((´∀`))(笑)

個人的にはチュンチュに見せつけるため
のイチャイチャ行為…
陛下を膝に座らせて…とは、、
横抱きなのか、、正面なのか、、
向かい合わせなのか、、
気になるところです!!(艸д゚*)

編集 | 返信 | 
2012.11.02
Fri
13:38

テヤン #-

URL

次作も或る意味、嫉妬ネタです(笑)


いちオレさんへ


> こんにちは\(^ω^)/

はーい、こんにちは~(^o^)丿
HN変えられましたか?
イチゴオーレe-243美味しそう♪


> 続きのお話UPありがとうございます☆
私の好きな展開になりましたですー(*´艸`)
嫉妬!!!ピダム嫉妬光臨!
チュンチュやらかしてくれて ありがとう!!((´∀`))(笑)

お読み頂きまして、ありがとーございます<(_ _)>
そうなんですかぁ~嫉妬ネタそんなにお好きなんですねぇ?
期待してて下さい、次作のSSも嫉妬ネタ入っています(*^^)v
今夜辺りUP出来そうですe-319


>個人的にはチュンチュに見せつけるためのイチャイチャ行為…
陛下を膝に座らせて…とは、、横抱きなのか、、正面なのか、、
向かい合わせなのか、、気になるところです!!(艸д゚*)

これほんとにやって欲しかったです(^◇^)
そうすれば『ピダムの乱』撲滅出来たのになぁ~ちぇ(;一_一)
あ、すみません。
本題に戻りますが…
ピダムは陛下をどう御膝に座らせているのか…でしたよね?
答えは、『横抱き』です♪
それでもって陛下の両手はピダムの首に巻きついています。
ベタベタ…イチャイチャ…ゴロゴロ…にゃe-251
ピダムが陛下の首筋辺りに息をフーーーっと吹きかけて…
「あらっくすぐったいわ、ピダムぅ…」
「じゃあ、もっとやっちゃおうかなぁ~、ほらっ」
「いやぁん、ピダムったら…もうぉ…でも、大好きe-51
あの2010年度の某放送局の演技大賞時の二人を見れば↑これも十分にあり得るかと…むふっ(*^^)v
薄明かりの下でじゃれあう美しいトンピ!!!
見た~~くありませんか?(笑)

また、遊びにいらして下さいね~
お待ちしています(^^♪



編集 | 返信 | 

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