風の歌声

ピダム&男前を愛する管理人の萌えブログです♪

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SSS蒼い蕾 美人図より (加筆修正)


皆様、こんばんは(^o^)/

1000打記念に何もないのも寂しいなぁと思いまして…

ずっと書き置きしてあった「美人図」UPしますね♪

SSSと言うより詩のような散文のような…

カンムとユンボクが交互に語り合う形式になっています。


☆加筆修正して、いやらしい部分があります。大丈夫な方はお読み下さいね♪









幼い頃に犯した罪によって、抜け出すことが出来ないほどの深くて暗い闇の中にいる私を呼び起こしたのは貴方だった。

貴方は宛ら野山を駆け回る荒ぶる野生馬のように…

私の心に飛び込んで来た。

真っ白な歯を見せて笑う貴方の笑顔が眩しくて…

私はそっと視線を落とす。





**


「えっ、し…」

男のくせに何て綺麗な顔をした絵描きがいるもんだと、不思議に思っていたんだが…

まさか、本当は女だったなんて…

ふっくらとした二つの胸に濡れた衣がへばりついているのを見た俺は驚きのあまりそれに手で触れていた。

バチーーンっと音がすると同時に俺は左頬に痛みを感じた。

(痛っ…)

俺の目の前を通り過ぎようとした君の手を俺は逃がさんとばかりに掴んだけれど
君は蕾を護る固い棘を突き刺して去っていってしまった。

蒼くて固い蕾…

俺はその時から固く閉ざされた蕾の中に密やかに息ずく大輪の花が見たいと、そう思うようになった。




**

暴漢に襲われた夜。

貴方は私を救ってくれた、危ないからと送ってくれて…私を女として扱ってくれた。

貴方の唇が私の指先に触れた。


「あっ、」と声を出しそうなくらいに甘やかで、優しい貴方の唇の感触に私の蕾の奥にある何かが震えるのが分かった。




**

君の為に筆を作ってみた。

君の喜ぶ顔が見たくて…

今日はシルム(相撲)で優勝して、この間の礼に立派な牛を取ってみせる。

君の笑顔が見たいから…

俺は全力を尽くして戦おう!





**

牛が繋がれているのを見つけた時、私の胸がドクンッと鳴るのが聞こえた。

カンムに会いたい、今すぐに会いたい。

会いたくて…貴方の顔が見たくて…

胸が弾む。

そう思ったら脚が勝手に貴方の住む家に向かっていた。

急いで急いで私の脚よ。

少しでも早く…貴方の顔が見たいから。




**

鏡を作る。






金型を作る土を君と寄り添い、丁寧に丁寧に練り込んでいく。

君の蒼くて固い心もゆっくりゆっくりと溶かしていこう。

君が自然と外に出たいと思うようになるまで…

俺は君に語り続けよう。



君の描く絵で俺の鏡を飾った。

金型が割れて出てきた鏡を見た時に俺は君の蕾を今すぐに割ってしまいたい衝動に駈られた。

ユンボク…

君が俺に微笑みかけてくれるのが嬉しくて…

水に濡れた君の美しい手をしつこい位に拭いていた。

再び俺の目の前から逃げようとする君を俺は掴まえた。

君の顔が俺の顔にゆっくりと近付く

いいのか?

俺に触れられたいと君も思ってくれてるのか?

竈で燃えている焔がゆらゆらと揺れている…




**

貴方に触れた喜びを絵に描いた。

心が震える程の喜びを…

蒼い蕾の中に蹲っていた私を外の世界に送り出してくれた貴方への気持ちを、その喜びを描いたのに…

魔物たちは口を揃えて其れを賤しいと言った。

愛ゆえに揺れ動く弱さが美しいと感じたのに…

師匠にも否定されてしまった。



宮廷から下がった私は貴方と共に大商人の持つ倉に忍び込んだ。

そこには珍しい者がいた。

真っ白な鳩、真っ白な馬…

世の中の汚泥に紛れずに生きる無垢な者たち…

駕籠の外にそれを放つ。

私の心と体を解き放つ為に…


羽根が入った枕をぶつけ合い、絹で織られた布を引いて、カンムとじゃれあった。

なんて楽しいんだ。


「あっはははーーっ」


ふっと覗きこんだカンムの眸が私を絡めとる。

貴方の情欲の眸が私を見詰める。




**

薄い衣の下で貴方を密かに待っている私の蒼い蕾が…

震えながらも…貴方を迎えようと甘い蜜を溢れさせる。

貴方はそんな淫らな気持ちを知る由もなく…

私の衣を紐解いた。


カンム…


愛しくて、恋しくて…涙が溢れて…

貴方の唇が…指が…そしてその眼差しが…

私に触れ、私を見詰め…

女として生まれてきた悦びを…

震えるほどの感動を…

私の花が咲き乱れるのを感じる。


「あっ、うん…」


水音が響く…二人だけの睦事。





**

君の全てが欲しくて…

下衣の紐に手を伸ばす。

頬を染めながら、その時を待つ君はこの上なく美しく…

花が蝶を誘うように甘やかな香りを仄かに香らせ…

俺は君に口付けを贈りたくなる。

唇で君の柔肌に触れ、舌を這わせて…

狂おしいまでに香る君の花弁を指で掻き分け…

蜜が滴るその真ん中に舌を差し入れる

ユンボク…

愛しくて、恋しくて…

俺の体を猛らせる愛しの君よ…

男を突き入れ、腰を揺らし…

君の喘ぐ姿に自分自身がもう止まらなくなる。




**

貴方の背中に筆を走らせ花を描いた。

その花を自分の胸に閉じ込めたくて、貴方の背にそっと体を置いた。





貴方と私が一つになり…

例え離ればなれになっても、この想い出が二人を繋ぐ…

幸せな一時よ。

女にもどり、貴方と共に生きて行きたい。




白い鳩よ、自由に飛んで行け…

その心の赴くままに…













☆最後までお読み下さり、ありがとうございますm(__)m

六本木で「美人図」を見た時に二人の初エッチは鏡を共同で作った時だよなぁ~なんて思ったテヤンです!

加筆修正しました(^з^)-☆
















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Comment

密やかな開花…

こんばんはテヤン様

SSS蒼い蕾 美人図より 拝読いたしました1000打記念SS ですか、とても素敵ですね。

1000打おめでとうございます。

このお話綺麗なSS ですね…。

ユンボクの心の蒼い蕾に気づき触れる、そして心に繋がる躰も花ひらく…
カンムだけが知る蒼い花の密やかな開花ですね。

それではまた…



 ̄(=∵=) ̄



2012/07/05 (Thu) 19:49 | うさこ ̄(=∵=) ̄ #HuG4J.mM | URL | 編集 | 返信

カンム故に開いた蕾


 ̄(=∵=) ̄様へ



>こんばんはテヤン様

こんばんは~(^3^)/
ご訪問&コメントありがとうございますm(__)m


>SSS蒼い蕾 美人図より 拝読いたしました1000打記念SS ですか、とても素敵ですね。
1000打おめでとうございます。

ありがとうございますm(__)m
1000打を目指していた訳ではありませんが…
いざ、達成されるととても嬉しいものですね~


>このお話綺麗なSS ですね…。

綺麗ですか?
実はずーっとUP出来ずにいました(((^_^;)
SSじゃなくて「詩」のような感じがして…
自信がなかったのです(*_*)
 ̄(=∵=) ̄様にそう言って頂き、とても嬉しいですo(^o^)o
元々、テヤンは「物語」より「詩」を書く方が昔から好きだったりします(←実際には書いていませんが)


>ユンボクの心の蒼い蕾に気づき触れる、そして心に繋がる躰も花ひらく…
カンムだけが知る蒼い花の密やかな開花ですね。

蒼い蕾はユンボクの心と躰の比喩ですから…
それをカンムが愛情を籠めて育て、大輪の花を咲かせる物語。
それがテヤン版の「美人図」とも言えますかねぇ~

 ̄(=∵=) ̄様が↑で書かれている
>カンムだけが知る蒼い花の「密やかな」開花
という表現が妙に色っぽくエロティックに感じるテヤンでした(爆)


また遊びにいらして下さいね~
お待ちしています(^з^)-☆


2012/07/05 (Thu) 21:31 | テヤン #s6bbxX4M | URL | 編集 | 返信

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2012/07/05 (Thu) 23:36 | # | | 編集 | 返信

『愛』と『哀』


ポーラスターMちゃんへ



>テヤンさん、こんばんはー

こんばんは~(^3^)/
ご訪問&コメントありがとうございますm(__)m


>ステキでしたよー。
うまく言えないですけど、美人図の世界が広がっていました。BGMが聞こえてくるようで…
透明感を感じるSSでした(*゜ー゜*)

ありがとうございますm(__)m
『美人図』は元々が透明感のある物語なのに、あの伎楼での絡みのシーンの為に評価を落としている気がしてならない作品なんですよね~(←あくまでテヤンの考えです)
だから、カンムとユンボクだけのシーンをこのSSSのように繋ぐと本当に綺麗で、まさに純愛、透明感溢れる作品になるんだと思います(*^^*)


>エロもお互いの心のささやきにすると、"写実描写"でない分ソフトになるんだなー…と。(分析してどうするよ!)
で、このソフトエロもきれいで好きです。

ソフトエロ!ですかぁ~(^-^ゞ
『エロ』って言葉をテヤンも使っていますが…
本当はその人が好きで一つになりたくて行われる行為なので…『エロ』ではなく『愛の営み』って表現が合っているのかもしれませんね~♪
だから、写実描写でも心理描写でも本来変わらないのだとテヤンは思っています(^^)v


>「白い鳩よ、自由に飛んで行け…」のくだりが、ユンボクが自由を求める気持ちを鳩に託しているようで、とても悲しく切なく…。
心の中に「やさしくきれいで、少し悲しい」そんな感情がホンワリと残りました。
詩的なSSも好きですよ(〃^・^〃)

カンムとの交合の最中にユンボクが鳩を見上げるシーンがあるじゃないですか…
そして川縁でその死骸を見つけるシーンも。
凄い象徴的だなぁって思って、テヤンはいつも見ていました!
自由への代価は大きくて、二人の愛が成就しないってことなので…見ていて切なくなるのです(ToT)


>そして、二人の初エッチは鏡を作った夜←同感です。あんなに見つめ合っちゃって、コトはあの後起こりますよぉ。こんな話ばかり雄弁な私…(撃沈です)

あのシーンは恋人同士というより、二人の芸術家としての領分を描いていて、テヤンはとても好きなシーンなんです。
良いですよね~
互いに物を生み出す仕事をしている訳ですから。
お互いの気持ちが解って…
『仕事の共同作業』終了後に、今度は『愛の共同作業』(爆)


また遊びにいらして下さいね~
お待ちしています(^з^)-☆



2012/07/06 (Fri) 00:44 | テヤン #s6bbxX4M | URL | 編集 | 返信

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