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SS私のピダム 月城戀歌

 21,2012 00:10





皆様、こんばんは~(^-^)/

あの猛暑は何処へやら、今日は肌寒いくらいのお天気でしたね~

今夜はナムギル召集解除日にUPした「SSS私のピダム 久遠の戀」の続編をお送りしたいと思います。

このSSは私が慶州を訪れた折、月城のすぐそばにあった蓮池の紅白の花が満開で…

そのあまりの美しさに心奪われ…暫し、妄想の世界に漂いながら構想したお話です(笑)

きっとその昔、陛下やピダムも蓮の花を見て同じように思ったのではないかと…

遥かな時を越えて、慶州の地で再会したトンピ…

現世では『共白髪』になるまで一緒にいて欲しいと思うテヤンです。

そして皆様、どうぞご自分を女主人公に置き換えてお読み下さいね~(^з^)-☆











明活山城から月城に向かってタクシーを走らせながら、隣に座るナムギルさんと韓国語と英語を使ってゆっくり話を始めた。


「今晩は何処に泊まる予定?」


「慶州にもう一泊します」


「じゃあ、遺跡がライトアップされる時間に僕とデートしない?」


うわーー!笑顔が可愛い。
そりゃ、貴方と二人でこの地を歩いたら楽しいと思うけれど…でも本当に良いのかな?
と、少し考え込んでいる私に向かって…

「何を考え込んでいるの?折角、この地にいるんだから…君との時間を1分も無駄にしたくないんだけどな!」

再び、微笑んだ貴方の笑顔に私も釣られて微笑み返し…思わず首を縦に振っていた。


「じゃあ、決まり。6時にホテルのロビーに迎えに行くから」


そうして私はナムギルさんとホテルの前で分かれたのだった。





***



初夏の日の光を浴びて、白と紅色の鮮やかな花弁をいっぱいに拡げている蓮の花の間を女王はピダムを供にゆるゆると歩いていた。

その後ろからはお付きの女官が日除けの傘を持ちながら付いて来ていたが…
女王は女官に向かって


「もう良いから下がれ。此処からはピダムと二人で歩きたい」


そう言って人払いをした。
廻りにピダムしか残っていないことを確認するとピダムの方を向きながら


「綺麗だな、ピダム…」


「はい、陛下」


「見渡す限りの蓮の花、まるで極楽浄土にいるようだと思わないか?」


ピダムは少し眉根を寄せながら


「陛下、確かに美しいのは解りますが…極楽浄土とは縁起が悪すぎます。そんなことはおっしゃらないで下さい」

そう言って女王の側に近付いた。
女王はピダムの顔が曇っているのを見て


「ピダム…心配するな。私は健康だし、お前が側に居てくれるのだから、そう簡単には死なぬ。だから、そんな顔はするな…」

そう言ってピダムの顔を覗きこんだ。


「陛下…」


ピダムは女王をそっと抱き締めると、女王の背中を愛しそうに何度も何度も優しく撫でた。


ピダム…こうしてお前の腕の中にいる時、私の心は天上を駆け巡り、お前のその優しい手が私の背中を撫でる度に私がどれだけときめいているか…お前は知っているのか?

極楽浄土…

それは身も心も満たされる平安の地。

だとしたら、私にとっての極楽浄土はお前の腕の中になるのだろうな。






女王がぼんやりとしているのを見たピダムは


「陛下、如何されましたか?御気分がお悪いのですか?」

その声に現実に引き戻された女王は

「ああっ、少し考え事をしていただけだ」

と答えた。


「日差しも強く、お体に障ります。そろそろ宮に戻りましょう」


そう言ってピダムは女王の前に手を差し出して

「さあ、陛下、お掴まり下さい。沼地を抜けるまで私が陛下の杖になります」


ピダムが満面の笑みを讃えて女王を見た。
女王は釣られて微笑み返し…その手に自分の手をそっと乗せた。
ピダムは女王の手をそっと引きながら蓮の花の間を歩きだした。

将に雲に乗って極楽浄土を行くが如しだな…

と女王は小さな小さな声で囁くのだった。




***

夏の日は長く、6時になってもまだ明るかった。

ナムギルさんがホテルのロビーに入ってくるのが見える。


「チンジュ(真珠)」


手を振って私の名前を呼んでいる。
ロビーにいた女性たちは皆、ナムギルさんを見ている。

ナムギルさん、背も高くてイケメンだもの。
俳優を目指しているのも頷ける。

私は少し恥ずかしかったけれど、手をちょっとだけ上げて自分の居場所を彼に教えた。


「チンジュ、お待たせ」

飛びきりの笑顔と良く響く声で私に向かってくるナムギルさん。
前世がピダムで…私の愛する男(ひと)でなくとも好きになってしまうんじゃないかと…
またぼんやり考えていると。


「チンジュ、また何を考えているの?」


「ううん、何でもない。貴方の笑顔があんまり眩しかったから見とれてしまって…」


私がそう言うとナムギルさんはハハハッと笑いながら私の耳元で


「チンジュ、やっぱり君は陛下の生まれ変わりに違いない。陛下も良くそうやって自分の本心を知られまいと、僕に嘘ばかりついていたから…」


私はギクッとしながらも


「え~っ、それじゃ私が嘘つきだって言いたい訳。ナムギルssi」

ナムギルさんの鼻先に指をタッチしながら私が笑い出すとナムギルさんも釣られて笑いだして…
廻りの人たちにジロジロ見られてしまった。
恥ずかしそうに下を向いた私の手を掴むとナムギルさんは大股で出口の方に向かって歩き出した。

ああっ、流石に速い。
足が長いから歩くのも速くて…私も自然と足早になった。
停めてあったレンタカーに乗って目的地まで10分程で着いた。

『チョムソンデ』『雁鴨池』とライトアップされている2箇所を見てから…ライトアップされていない『月城』へ行こうと真っ暗い中を歩き出す。


「足下が悪いかもしれないから僕の腕に掴まって」

とナムギルさんが手を差し出してくれた。
その手をおずおずと私が掴むとナムギルさんはギュッと握り返して

「こんな風に昔も良く貴女の手を握っていたのを何となく覚えています。僕の手の上にそっと手を置いてくれて…」

ナムギルさんの声が少し震えているのが解る。

そしてまた私は彼方の世界へと自分が引っ張られているのが解った。

目の前が暗転すると鮮やかな蓮の花が咲き誇る風景が拡がっていた。



「陛下、大丈夫ですか?」

どうやら私は撹乱で倒れたようだった。
ナムギルさんにそっくりなピダムが心配そうに私を抱きかかえて

「お水を飲まれますか?」

と口に水を含んでいる。
わっ、えっと、つまり口移しで飲ませようとしている?
わわわっ…顔がピダムの顔が私の目の前に…
そしてピダムの唇が私の唇に触れると同時に水が喉を潤した。
美味しい。

でも、ピダムは唇を離してくれずに…
舌が私の口中を掻き回して、あっ…
んっ、気持ち良い。
ピダムの舌使いに頭がぼーっとして、下肢までとろかされそうになっていく…
私はこの男にここまで愛されていたのか…
ピダム…愛しい私のピダム。


「チンジュ…チンジュ…」

ぼーっとした頭の奥の方で私の名前を呼ぶ声がした。
そうだ、私はナムギルさんとのデートの最中だった。
その名を思い出した瞬間、また意識は元の世界へと戻り…今度は心配そうにナムギルさんが私を見詰めていた。


「大丈夫?チンジュ…もしかして彼方の世界に飛ばされていた?」


「うん、これで2回目」


「此所は僕たちが暮らしていた場所だから思念が強く残っているんだな、きっと…」


「…」


「それでどんな所を見てきたの?」

どんな所って?
貴方にそっくりなピダムに口付けされてとろけてました。なんて言えない…
もじもじと真っ赤になった私を見たナムギルさんは…優しく微笑みながら

「チンジュ…また嘘は言うなよ!」

と言って私の背中に腕を廻して背中をそっと撫でてくれた。

「なあ、チンジュ…出逢ったばかりの男に、しかも韓国人にこんなことされて嫌じゃない?怖くない?」


「ん、怖くないとは言えないけど、それより貴方を愛していた自分をさっき見てきたし…今も貴方に抱き寄せられて、背中を撫でられてると昔もきっと同じように此処で貴方とこうして…」


「チンジュ、キスしても良い?」


私は迷わずに首を縦に振った。
ナムギルさんの指が私の顎先に触れ…
眸が私の眸を捉えて…
んっ…あっ…
初めてのキスなのに…
夢の中と同じように私をとろかしていく…

愛し過ぎて涙が溢れてくる。
頬に伝わる涙をナムギルさんが拭いてくれた。


「ごめん、驚かせてしまったみたいで…」

ナムギルさんの眉尻が幾分下がって見える。


「ううん、その反対なの。幸せ過ぎて……だって、まさか貴方のような素敵な人が私を待っていてくれるなんて想像も出来なかったから…」


「僕の方こそ、そう思っているんだけど…君のような美しい人が僕に逢いにわざわざ日本から来てくれて…嬉しくて堪らないんだ。チンジュ、韓国へ嫁に来てくれ、ってちょっと早かったかな?」

と言って、はにかんでいるナムギルさんに私はクスクス笑いながら

「そうね、少し早いかも。でも、嬉しいわ。貴方と一緒にいられるなら」


「本当に、僕と一緒に居てくれるの?」


そう言ったナムギルさんに私は抱き付きながら…


「うん、ずっと一緒にいたい。ずっと…」


そう耳元で返事をすると、ナムギルさんは再び熱い口付けで私を溶かした。
出逢ったその日に結ばれた私たちは今もソウルと東京を往復しながら、交際中だ。

そして来年私は彼の花嫁になる為に韓国へ永住することが決まっている。




***

「ピダム…来世もお前と蓮の花を愛でながら、こうやって歩きたい。だからこの風景を忘れないように心に刻んでおく」

ピダムは女王の眸を覗きながら…小さな声で


「でしたら陛下、私を忘れられないように。今宵、陛下の蓮の花に私の印を沢山つけて差し上げます」


そう言ったピダムの顔はあまりに妖艶過ぎて女王は背中をゾクゾクさせることになった。





月城に咲く蓮の花のように

艶やかに生きていきたい

水面を渡る風になって

貴女の頬をさらりと撫で

蓐(しとね)に横たわる貴女を優しく包む

真綿になりたい

久遠に続く片恋のように…

この想いが貴女(貴方)に届くように

いつまでもいついつまでも…










☆最後までお読みくださり、ありがとうございましたm(__)m

ナムギルさんと慶州でデート。そして遂には結婚!
そんな夢を見るのも良いかなぁ~

夢は夢のままに…

真珠(チンジュ)という名前は今回も『ペク・ドンス』の登場人物からお借りしましたが…
実はテヤンの本名の一文字を何気に使わせて頂いています(笑)

こんな感じにご自分を主人公にしてSS書いて欲しい。
何て言うリクエストも受け付けています(*^^*)

因みに本日拍手が1234打となっています。

数字が順番に並んでいるのって何だか嬉しいテヤンでしたo(^o^)o




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Comment - 2

2012.07.21
Sat
23:34

 #

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編集 | 返信 | 
2012.07.22
Sun
15:01

テヤン #s6bbxX4M

URL

妄想は心の解放だー!(笑)

ポーラスターMちゃんへ


>テヤンさん、こんばんはー(^o^)

こんにちは~(^-^)/
ご訪問&コメントありがとうございますm(__)m


>東京は今日も暑かったのでしょうか…?
私の住むあたり、外は暑いのですが、家の中は窓から入る風が冷たく涼しく、思わず窓を閉めちゃうくらいの陽気でした。
今のところ、快適な夏の日を過ごしております(^-^)v

金曜日から肌寒いくらいの天気が続いています。
夏なのに温かい食べ物が美味しいです!
「暑さ」は何処に行ってしまったのか(・・;)


>さてさて、本日もむ、ふ、ふ・・・なストーリーを、ありがとうございますぅ。
いやー、今回のストーリーはピダムというより、リアルナムギルで妄想しちゃいました(*^o^*)

いえいえ、お読み頂き、ありがとうございますm(__)m
リアルナムギル♪
まだお会いしたことありませんが…震えるほどに素敵なんでしょうね~


>でも、妄想してもなぜか私はチンジュじゃぁないんですよ。遠巻きに眺めているおばちゃん役です(国籍は不明!)
あの子(チンジュ)、いいなぁ~~
でも、私は(陰から)ナムギル見られただけでもいいか…って、ため息ついているおばちゃんです(トホホ)
残念、というか悔しい(ToT)
リアルナムギルだからつい緊張しちゃうのかな~。妄想の中でも気持ちのちっちゃい私です…(^^;;)

えーー、そうなんですか?
だって妄想の世界なんですから何だって出来ませんか?
でも…Mちゃんのそんな所がまた可愛らしいんですけどね(*^^*)


>『出逢ったばかりの男に、しかも韓国人にこんなことされて嫌じゃない?』っていうセリフにはまりました…。
嫌なわけないよ~(〃∇〃)逆にうれしいよぉー、ノムノム…(≧∇≦)
生まれ変わって、ようやく出会えて激情!!のはずなのに、こんなところでもトンマンをやさしく気遣ってくれるピダム(ナムギル)。あ"ー、大好きっっ(≧∇≦)

そうですね!その台詞にはピダムの思い遣りが溢れてますね~
前世での失敗を覚えている彼はきっと今まで色々考えて生きて来たのでしょう。
今度こそ、その想いを上手く伝える為に…
その愛を成就される為に。
現代版ピダムはノーブルなので、かなり女性にはモテます→俳優になっても成功(^o^)v
しかし、密かに結婚していた(笑)


>チンジュへの嫉妬はさておき、トンピの最期がとても悲しいので、次の世でこんな風に幸せに結ばれてくれると、とってもうれしい!なんだか心穏やかになります☆

もしも、こんな感じに生まれ変わったとしたら、今世では幸せになって欲しいと私も思っています。


>やっぱりトンピのふたりが幸せそうにイチャイチャしている様子を妄想するのが好きなんだな…とこんな単純なことを改めて感じてしまいました←マジで単純過ぎ(撃沈)
幸せなエピソードを想像して、1500打達成イエーイ!!の暁にはリクエストしちゃいますからねー。
お覚悟!璽主ニム←久しぶりに呼んでみました。おかーさまー(*^^*)

二人のイチャイチャはテヤンも大好きですo(^o^)o
それと1500打の件は冗談ですからね~(笑)
で、も、Mちゃんがそう思っているなら、それでも良いわよ~な璽主でした(^-^ゞ


>P.S. Wで暑い中(暑い毎日の暑い時間帯に)お商売に励まれているのですねー。
ホントに、くれぐれも、お身体に気をつけて、ご自愛くださいねー!!

コマウォヨ~m(__)m
そーなんですよ、一歩間違ったら死んじゃうかも(((^_^;)って時々思います(笑)
少しでも変な感じを覚えたらお休みしますし。
お水を何リットル(スポーツ飲料)も飲みながらやっているので大丈夫だと思います。

Mちゃんもウォーキング頑張って下さいね♪


また遊びにいらして下さいね~
お待ちしています(^з^)-☆



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