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風の歌声

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拍手3000打記念リクエスト SS私のピダム 秋しくの花



今日は気温がぐんと下がって上着が欲しいくらいな陽気でしたね~

それでも半袖着てるテヤンです(笑)


昨日、ナム君来日か?の情報が上がり…

本当に本当に来るのかなぁ~って言うのがテヤンの今の気持ちです(^^ゞ

でもほんとに来日したらもっと惚れてしまうで~~

その行動力って言うか、ファンに先を読ませず『ナエキル(我が道)』を行く貴方がカッチョエエ~から(笑)

空港の柱の陰からそっと貴方を見詰めたい


さて、今宵お届けするSSは拍手3000打記念リクエスト第2弾!
明姫さんリクエストの「女王時代の大人ピダムが女王とユシンとの仲を取り持とうとして…その結果、女王に怒られる」と言うお話です♪

修羅場にもならず、『初夜』でもないお話になりました。

そして今回のSSはパスワードを掛けても良いくらいな描写があります。

それでも大丈夫と思われる方は続きをポチっとしてお読みになって下さいね~(^^ゞ






茜色の夕日が西の彼方に沈み…
夜の帷が落ちきる前の、空がまだ蒼の色を残している時刻に…

秋めいた風が開け放たれた窓からそよりと入って来る。

既に白い夜着に着替えた女王は一人卓の前に座って疲れた頭を休めていた。
ぼうっとしながらも思考をあちこちに飛ばしていると…ふっとあることに気が付いた。

そう言えば月のものが来ていないな…

女王は月のものが止まったことに気付いた。
先々月までやや乱れながらも訪れていたお客が一向にやって来ない。

まさか、子が出来たのか?
ピダムとの子が…

女王はそっと腹に触れて見た。
愛するピダムの子がここにいる、そう考えるだけで自然と頬が緩んだ。
嬉しかった。
ピダムとの初めての子を宿したかもしれないことが…

その一方で新たな悩みも増えることになる。
王である自分と司量部令ピダムとの間に子が出来たとなると『王位継承』の問題が目の前に突き付けられることになるのだ。

甥であるチュンチュが黙っている訳もなく…
ユシンでさえもピダムの勢力が今よりも更に大きくなることを望みはしないだろう。
だとしたら、このことは公には出来ない。

だが、まだ子を身籠ったことを侍医に確認させた訳でもないのだからと…
女王は気持ちを切り替えて大好きな読書をしてピダムがやってくるのを待つことにした。



宵の口に…取り次ぎの女官が部屋に入って来て女王の耳元でこう言った。


「陛下…それが、その…」


女王は女官の顔を見ながら


「何だ、何かあったのか?」


女官はばつの悪そうな顔をしながら


「あの、陛下…それが、ピダム公の代わりに上将軍ユシン公がお見えになられているのですが…如何されますか?」


それを聞いた女王は「えっ」と声を出しそうになったが何とか堪えて


「ピダムの代わりにユシンが参っただと?」


「はい、左様でございます」


ピダム…お前は一体何を考えているんだ?
子が出来たことも相談したかったのに…
何故、今日に限ってユシンを代わりに寄越すのだ?

瞬時にそれだけのことを考えた女王だったが…無下にユシンを返す訳にも行かず…


「では上衣を持って来てくれるか?」


「はい、陛下…」


女王は菊花模様の上衣を羽織ると椅子に深々と座り、すうっと息を吐き切ってから


「ユシン、入るが良い」


いつもの女王然とした声で言った。
廊下で暫し待たされていたユシンは「はい、陛下」と言ってやや速足で部屋に入って来た。


「陛下、お呼びだと聞いて参りましたが…お忙しかったですか?」


と言って女王を良く見たユシンは顔を少し顰めて…そうではないことを悟った。


「いや、忙しい訳ではない。そうだ、ユシン、夕餉はもう済んだのか?」


女王はユシンの表情が変わるのを見て取ったが素知らぬ顔をした。


「あっ、はい。まだで御座います」


ユシンも漸くいつもの巌の大将軍と言われる落ち着きを取り戻したようにそう呟いた。


「では、一緒にどうだ。久方ぶりに酒でも呑もうではないか」


女王は女官に夕餉の膳の用意をさせると自らユシンの杯に酒を注ぎ、自分の杯も満たした。


「ユシン公…覚えておるか?私がまだそなたの朗徒として仕えていた頃…父上とミシルから逃げる為にそなたと駆け落ち同然に徐羅伐を離れ…ヤンジ村まで逃げて…そして姉上を失うまでのことを…」


「はい、覚えております」


女王の突然の昔話にユシンはその頃の女王への『恋』らしい感情と今の自分が置かれている状況を思い…無償に寂しさを覚えるのだった。


「陛下はあの頃は私を慕っていて下さったと思っておりましたが…違いましたか?」



ユシンは女王の眸をじっと見詰めた。
女王もユシンの眸を見返しながら


「ユシン公…」


女王は少し間を置いて


「いいや、その通りだ。私はそなたのことが好きだった……だが…あの時…私の手を離したのはそなただ。そなたが私の手を離し、又、そうしなければならなかったのだ。そなたと私は『三韓一統』の道を選んだのだ。選んだからこそ今があると…そうは思わないか?」


「では、あの時私が陛下のお手を離さなければ…」


ユシンの目が男の欲望を孕んだ色に変わる。
女王はその目を真っ向から見詰めながら…表情を変えずにこう言った。


「いいや、それはないであろう。もう過去は取り戻せない。取り戻せはしない…が…」


二人の間に沈黙が訪れる。
再び、女王がぽつりと話出すまで数秒か数分が経って…


「取り戻せはしないが、あの頃は私の人生の中で今でも一番輝いているとそう思える。そう思えるほど毎日が楽しくて…いや、そなたに苛められて苦しくも辛い日々でもあったが…ふふふふっ…」


女王の真心とそしてその話はするなと言う強い意志を知ったユシンは笑いながら


「はははっ、そうで御座いましたか。陛下がそのように思っていて下さるとは知りませんでした。本当にあの頃の陛下はお元気でいらっしゃいました」


「そうであったな。私はそなたを本気で憎んでいた時もあったしな…知っておったか?」


そんな他愛もない話をしながら、女王とユシンはその夜遅くまで杯を重ね…昔話に花を咲かせたのだった。
仁康殿にいつもとは違う二人の笑い声が響き渡った。





***

翌日は大殿で便殿会議が行われた。

便殿会議が終わって仁康殿に戻った女王は椅子に座ることなく司量部のピダムの執務室に足を運んだ。


「陛下のお成り」と言う声と共に入室した女王だったが…
そこにはミセン公やソルォン公らも同席していてピダムに昨晩のことを話せる雰囲気ではなかった。


「如何なさいました?陛下…御用が御座いましたら私がお伺い致しますのに…」


女王はとっさに嘘をつかねばならなかったので


「いや、偶にはそなたたち司量部の仕事ぶりをこの目で見たくてな…参っただけだ」


いや、本当は違う。
お前に会いたくて…お前と話したくて参ったのだ。
だが、私は『王』でお前は『臣下』
それを超えることはここでは許されない。


勘の良いミセンが女王にこう言った。


「陛下、私たちがお邪魔でしたらお席を外しますぞ!」


そう言うとニヤリと笑った。それを見たソルォンが


「ミセン公、陛下に失礼ですぞ」


女王は全く顔色を変えずにさらりと


「いいや、心配には及ばない。そなたたちの仕事の邪魔はしたくない。このまま話を続けてくれ。」


そう言うとさっさと執務室から出て行ってしまった。
女王が去った後にミセンがピダムにこう言った。


「ピダム公、昨晩、何か陛下にされたのですか?」


「いえ、ただ昨晩はユシンの生誕日と聞いて…ユシンを陛下の色供に代わりに行かせました」


ミセンは「はぁーーっ」と溜息をつきながら呆れた顔で


「ピダム公、貴方はバカですか?全く貴方は女心を解っていない。それに陛下がユシン公と同禽されないと絶対に言いきれないではないですか?」


ピダムは片方の口の端を上げながらニヤリと笑うと


「そうかもしれませんが…時にはユシンに恩を売って置くことも必要かと思いまして…」


ミセンが「何故だ!」と顔をしたので
側にいたソルォン公が


「ミセン公、近々ピダム公の勢力がまた一回り大きくなるかもしれないからです」


それを聞いた機転の効くミセンは


「ああっ、そういうことですか…」


と頭を上下に動かして納得している。
ハジョンとポジョンにはそれが何のことだか全く解らず困惑した顔をするだけだった。
ピダムは低い声でぼそりと


「ですが…まだ確実なことではありませんから。あまり期待し過ぎないで下さい。叔父上」


とミセンに対して釘を刺すのも忘れなかった。






***

その夜、ピダムは仕事を早目に切り上げると急ぎ足で仁康殿に向かっていた。
その腕には五分咲きの美しい『菊』の花を抱え切れないほど持って…


「陛下…ピダムです」


そう女王の部屋の前で声を出したが中から返事はない。
暫らくそうしていると中から扉が開いて女官たちが出て来た。


「ピダムさま、どうぞ中にお入り下さい」


ピダムはうんと頷くと女官に持っていた菊の花を預けてこう言った。


「今すぐにこれを活けて陛下のお部屋の卓の上に飾ってくれ」


女官は菊の花をピダムから受け取ると急いで水場へと向かった。
両手が自由になったピダムは扉を閉めると部屋の中を見渡したが…女王の姿はそこには無かった。


「陛下?ピダムです?…どちらにいらっしゃるのですか?」


ピダムは優しい声音でそう言いながら女王の寝台に近付くと
女王はウトウトと珍しく横になっていた。
昨晩のことで疲れてたのだろうかとピダムは女王に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。


「陛下…」


女王の耳元でそう囁きながら女王の隣にゴロンと横になると、女王の顔や髪を撫で、あちこちに口付けの嵐を降らせる。
だがそれは決して激しいものではなく、小鳥の嘴がそっと肌に触れるような限りなく優しい口付けだった。


「ん…ピダム、か?」


女王の意識が少しこちらに傾いた。
そこでピダムは女王の首筋に舌を這わせて女王の意識を自分に向けさせた。


「ぁ…ん…」


薄目を開けた女王の目の前には艶やかに微笑んだピダムの顔があった。


「ぁ、ピダム…」


女王は甘えるようにピダムの胸に体を寄せた。



その夜のピダムは女王をいつものように激しく揺さぶることはしなかった。
ローマングラスの杯を触る如くに女王の滑らかの肌をその舌で舐め…
その手慣れた手技だけで既に女王を2度ほど絶頂へと導いていた。
そして3度目になると…女王が喘ぎながらもピダムにこう言った。


「ピ、ダム…ぁ、どうか、した…のか?」


ピダムはゆっくりと女王の花芯を己が男で擦りながら


「どうしたかと申しますと?」


「あん、何故…ん、いつものように…しない?」


ピダムはニヤリと笑うと


「いつものようにした方が宜しいのですか?陛下?」


そう言いながらもピダムは腰を動かして浅くゆっくりと女王の花芯を突いた。
女王のそこは既に感じやすくなっていた為にあっという間にピダムの男を捕えたまま、ひくひくと震えながら大輪の花を綻ばせたのだった。
何時もならピダムはそこで激しく腰を動かすところだが今宵は…


「陛下…今少しだけ私にお付き合い頂けますか?」


女王がこくんと頷くと
ピダムがこう言った。


「陛下…陛下の美しい鳴声を私にお聴かせ下さい」


そう言われるまでもなくピダムの腰が動く度に女王はピダムの名を呼び、可愛らしい嬌声を上げざる負えないほど…ピダムの閨での技は卓越していた。
ピダムはその夜、花の中にその白い塊を出さずに女王の腹の上にまき散らした。
滅多にそんなことをしないピダムを不思議そうに女王は見詰めた。
ピダムは女王の頬に手を充てて優しくこう囁いた。


「陛下、お疲れになったでしょう。後は私に任せて陛下はご就寝遊ばして下さい」


「お前と一緒でないと嫌だ」


我が儘を言って自分に甘えてくる女王が愛しく思えたピダムは眉尻を下げてこう言った。


「陛下、子どものようなことをおっしゃって私を困らせないで下さい…」


ピダムはそう言いながらも手際よく後始末をし終えると女王が目を瞑るまで隣に寄り添い、その黒曜石の眸で女王を見詰め続けて…
女王が安らかな眠りに着くと自分の胸の中に包み込んで、安心したように目を閉じたのであった。




***

翌朝、目覚めた女王の機嫌は昨晩と打って変って頗る悪かった。
起きるなりピダムを睨みつけるとピダムを無視して女官の用意した手桶の水で顔を洗った。
ピダムはくすくすっと笑いながらそれを横目で見ている。





「何が可笑しいんだ、ピダム!!!」


「いえ、何も…」


澄まして答えるピダムに焦れた女王は


「ピダム、何故一昨日の晩にユシンを来させたんだ?」


大きな声で女王がそう怒鳴るように言ったので


「陛下、先ずお人払いなさいませ。それからピダムは陛下のどんなお叱りもお受け致しますので…」


そう言って深々と頭を下げるのだった。
流石に女王にもそれは解っていたので、手を上げて女官を全て遠ざけた。
女官が誰一人いなくなったのを見届けると、ピダムは女王の側にそっと近付いて後ろから女王を抱きしめて…
そして右手をそうっと女王の腹に置くとピダムはこう言った。


「陛下、もしかして、お子が出来たのではありませんか?」


女王はハッとしてピダムを振り返ると


「何故それを知っているのだ?ピダム」


ピダムはぎゅうっと女王を抱きしめると


「やはりそうでしたか…私は、陛下の司量部令ですから…何でも存じております」


「そうと知っていて、何故、ユシンを寄こしたのだ…ピダム?」


それでも機嫌の直らない女王に向かって


「それ、そこに飾ってある菊の花をご覧になって頂けませんか?」


「菊だと…何時の間にここに飾ったのだ?」


ピダムはその良く響く低い声音で女王を諭すようにこう言った。


「菊は別称を『秋しく花』と申しまして、まさに今を盛りに咲く花でも御座います。菊は国と同じ読み、陛下に御似合いの高貴さを備え…そして黄色の菊は淡き恋の象徴でもあるそうです」


「だからピダム…?」


「ですからこの花が咲くこの季節だけでも昔の想い人たる者の気持ちを少しは受け取っても宜しいのではないかと…そう思ったのです」


「ピダム…お前、どうかしたのか?」


人一倍嫉妬心の強いピダムにしては珍しいと思った女王は不思議そうにそう言ったのだった。
するとピダムは


「いえ、先日の宴会の折に酔ったユシンが珍しく私に絡んで参りましたので…私も陛下と出逢った頃のことを思い出したのです」


「そうか…そのようなことがあったのか…」


「はい、陛下…ユシンも秋しく花を見て昔が懐かしく思えたのかもしれません」


それから二人はほんの少しの間、卓の上の菊の花を見て遠い昔のことを…そしてこれから起こる未来のことに想いを馳せながら身を寄せ合った。


「それでピダム…お前、子が出来て嬉しいか?」


「まだ実感がないので何とも言えませんが…」


「そうか、そうであろうな…」


女王はふふっと微笑むと腹に手を添えて


「来年の今頃は菊の花を三人で見たいな…ピダム…」


頬を薄紅色に染めながら嬉しそうにそう言った女王は輝く程に美しく…
ピダムは女王をそっと抱き締めると、訪れた束の間の幸せを噛み締めるように微笑んだ。









☆最後までお読み頂きありがとうございました<(_ _)>
大人ピダム如何でしたか?
でもちょっとだけダークな感じもするピダムになっちゃいました♪
お話の中で『菊』と『国』が同じ『読み』とピダムが言っているのは韓国語でです。
新羅時代も同じかどうかは…(((^_^;)あしからず。
多目に見て下さいね~~(*^^*)
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Category - リクエスト作品集

2 Comments

明姫  

やっぱり大人ピダム いいですね~(^_^)

こんばんは~ 今日の試合はいかがでしたか?
昨夜も しっかりTVにかじりつきながら観てしまった明姫は 睡眠不足で 早くもウトウトしてます(笑)

早速 リクエストに応えていただきありがとうございましたm(__)m

もう、大人ピダム ステキ過ぎます。
ダークなところも ピダムなら魅力の一つ♪ ダークだろうが ドSだろうが 許せちゃいます(笑)

ゴヌクもいいけど やっぱりピダムがいいなぁ(^_^) ←結局はナム君好きの明姫でした(笑)

2012/10/10 (Wed) 20:11 | REPLY |   

テヤン  

ピダムはダークなキャラ


明姫さんへ


> こんばんは~ 今日の試合はいかがでしたか?

こんばんは~(^o^)丿
試合は少し消化不良に終わりました。
また次頑張りま~す♪


> 昨夜も しっかりTVにかじりつきながら観てしまった明姫は 睡眠不足で 早くもウトウトしてます(笑)

羨ましいです(#^.^#)
睡眠不足はゴヌクのあの射抜く眸と引き換えだから仕方ないですね~(笑)


> 早速 リクエストに応えていただきありがとうございましたm(__)m
もう、大人ピダム ステキ過ぎます。
ダークなところも ピダムなら魅力の一つ♪ ダークだろうが ドSだろうが 許せちゃいます(笑)
ゴヌクもいいけど やっぱりピダムがいいなぁ(^_^) ←結局はナム君好きの明姫でした(笑)

いえいえ、明姫さんのリクエスト通りに書けなかったので申し訳なく思っています。
でも、明姫さんにそう言って頂けて良かったです(^^ゞ
ピダムは元々はダークなキャラクターなんで、そっちの方が似合ってる気がします♪
明姫さんもピダム堕ち?なんですね~
テヤンも勿論ピダム堕ちの一人です(*^^)v

また、遊びにいらして下さいね~
お待ちしています(^_-)-☆

2012/10/11 (Thu) 01:28 | REPLY |   

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