風の歌声

ピダム&男前を愛する管理人の萌えブログです♪

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SS私のピダム 黄金色の日々 その四

皆さん、こんばんは~(^o^)丿

本日、テヤンは新大久保でミニオフ会をして参りました♪
と言うよりは韓国旅行の打ち合わせがメインだったんですが…
それでも総勢10名のナムペンのかたと美味しい韓国料理を食べながらビールもしっかり飲み…
思う存分、くっちゃべりました~(#^.^#)
ぎっくり腰を患って以来、新大久保には出没出来なかったので…
今日はほんとにメッチャ楽しかったです

健康でないとこうは行かないので…生活全般『やり過ぎ』ないように気を付けたいと思います(^^ゞ


それから例の雑誌買っちゃいました!!!
買わずに友人に借りようと思っていたんですが…今日、忘れたって言うから(笑)
情報インプット後、コンビニで後ろの方のカラーページをパラパラっと捲ったら…
ぎゃーははははっって笑いが込み上げて来て…速攻でレジに向かいました♪
流石に女性誌
書き方と質問がエロいぃぃぃ。。。。ってか、なんじゃ、これ?って質問ばかり(?_?)
ナムギル君も大変お疲れになったでしょう、多分、いやきっと(笑)
下着の色と口紅の色。。。む~ん(?_?)
いや~、ナム君、ほんとにお疲れさん
下着よりもその下が問題だよね!!!
いや、それよりもっと大切なことあるだろう!!!なんて思ったテヤンです(^^ゞ
↑そう言うお前(テヤン)もエロ書いてるじゃないかぁ~、そうですけど(笑)


さてさて、皆さんお待ちかねの?『SS私のピダム 黄金色の日々』その四をUPします♪
続きをポチっとしてお読みになって下さいね~(*^_^*)






ガキーーンと木刀同士がぶつかり合う音と共に勝負は始まった。
ピダムがその俊足を活かしギリギリまで間合いを詰めて打ち込んだ一撃を体を横にずらしながらリエンは必死に受け止めた。

くっ…

リエンはヒヤリとした。
後少し避けるのが遅れていたら間違いなく肋骨に木刀は食い込んでいただろう。
それ程にピダムの繰り出した最初の一撃は苛烈極まりないものであった。

一方のピダムは毒が体に回り切る前に勝負を終わらせたいと最初から全力で挑んだ。
リエンの動きだけを目の端で追いかけながら、左右に展開して攻撃を続けた。

カンカンカン、ガキンガキンッと後退しながらもリエンはそれを受け止め続け…
このままでは勝負が着かないことを察したピダムは回転技と跳躍を使い、刀の出所が解らぬような、言うなればピダムの剣術のお箱を出すことに心を決めた。


すーっと鼻から息を吸い、それを一気に吐き切るとピダムは再び木刀を下段に構えて…
トンっと一歩踏み出すとリエンに向かって再び打って掛かる。
それをリエンが交わそうとした、その時…
ピダムはリエンの右肩を踏み台にして大きく飛びあがった。
ドンっと肩を蹴られた反動でリエンはぐらつき膝を演舞場の床に着けてしまった。


その瞬間、観衆がどっとどよめいた。
女王や貴族たちも腰が座席から浮いた。


すたっと地面に着地したピダムはさっと向きを変えて木刀を握り…リエンの様子を伺う。
と、その時顔を上げたリエンが再びニヤリとしながらこう言った。


「ピダム公、そんなに激しく動いて大丈夫なのか?」


ピダムは奥歯をギリギリと噛締めながら、リエンに向かって


「次の攻撃でお前の命は終わる!」


そう言って悪魔のように陰湿に笑った。
狂気を含んだその笑いはピダムを見る者全てに恐怖を与える程に凄まじかったが…
ほんの一瞬だったが為に大半の者はそれには気付くことが出来なかった。
間近でその顔を見てしまったリエンだけが背中に冷や汗を滲ませている。
だが、それでも大国唐の王族であるリエンはどこまでも強気な考え方を捨てなかった。


そうやって威勢を張っていられるのも後少しのこと。
もうすでに毒が体を駆け巡っているだろう。
どこまで持つかな?ピダム公。


リエンはピダムの狂喜と恐怖から逃れる為に出来うる限り時間を稼ぐ作戦に出た。
ピダムが動く分だけ、それに合わせて同じだけ動く。
右に三歩、前に四歩とピダムが動けば、リエンはその反対に左に三歩、後ろに四歩と…間合いは全く詰まらない。
そうやってのらりくらりと時間を稼ぐ内にピダムの足元が覚束無くなって来た。
時折、ぐらつくピダムの様子にソルォンはいち早く気付くと何とも言えない違和感を感じるのだった。


おかしい?…
神国の剣神とまで言われたほどの男がたかだか十数分の戦いで足元がぐらつくなどと…
そんなことがある筈がない。
落ち着き払った試合前とは全く違う。
ピダム公に何かあったのか?

より注意して様子を覗うと顔色が頗る悪いのが見てとれる。
もしや『毒』でも盛られたか?
ソルォンはその嫌な予感に側にいたサンタクを呼び寄せ、司量部の留守を預かるヨムジョンを呼んでくるように密かに命じるのだった。


はぁ、はぁ、はぁ…
不味いな。毒の回りが早い。
そろそろ勝負を着けないと身体が持たない。


ピダムは額に汗をべっとりと掻きながら肩で息をしていた。
己の体力を考えるとこれが最後の攻撃になるかもしれない。
そう思ったピダムは目を瞑って邪念を全て打ち払い、無の境地に達しようと集中した。

丹田に気の全てを集め、己に向き合え。
一呼吸、二呼吸…徐々に心を開放して…

すーっと目を開いたピダムからは先ほどまでの悪鬼のような修羅の気は消え…
蓮池に浮かぶ曇のように、その心は澄みきって、ピダムの体を光が包んでいるようにも見えた。
将に仏の境地に達したピダムの剣技は人の領域を越えて…

いつの間にその場からリエンの懐まで間合いを詰めたのか…
目にも止まらぬ速さでくるくると回転しながら、ドンっとリエンの左肩に木刀を振り下ろしていた。

バキっと甲冑の下で骨が折れる凄まじい音と共にリエンのうめき声が聞こえて…
リエンはその場にどっと後ろ向きに倒れ、動かない。

ソルォンと使節団の随行医が側まで駆け寄り、試合続行が可能かどうかリエンの様子を伺っている。
リエンの意識は激痛の為か既になく、それが不可能だと判断するや


「この勝負、ピダム公の勝ち!」


とソルォンが高らかに宣言した。
演舞場を揺るがすどよめきと喝采が鳴り響く。

ピダムは誇らしげに女王の座る玉座に目を向けた。

だが、既に毒が全身に回りつつあったピダムの視界は朦朧としており、女王の姿をはっきり見ることは出来ない。
その場にガクッと膝を折り、木刀で身体を支えたが…ぐらりッと崩れ落ちるように倒れてしまった。

ピダムがゆっくりと倒れ行く様を玉座から何も出来ずに唯見ることしか出来ない女王は声も出せず固まっている。
大声でピダムとその名を叫びたいのに声が出せない。

ピダム…

今にも泣き出しそうな自分を抑えて女王は玉座から立ち上がるとピダムの方に向かってよろよろと歩き出した。


勝者が倒れたことによって喝采は途切れ、演舞場は騒然とし出した。
騒ぎが起こらぬようにと東西南北にある門から兵部の兵士たちが一気に演舞場に雪崩れ込み、各々が持ち場に着く。


そんな中、ソルォンがピダムに駆け寄り


「ピダム公、如何された?」


と声を掛けるとピダムはうっすらと目を開けて


「ソルォン殿…か?」


そう言って右手の掌を開いて見せた。
ソルォンはそれが一目で毒によるものだと解りはしたが何の毒であるのかは解らなかった。


「ピダム公、この毒が何なのか、お分かりになりますか?」


ピダムは遠のく意識を何とか保ちながら


「恐らく…烏毒と…遅…」


そこまで言うとピダムの意識はなくなり、息遣いが小さくなった。


「ピダム公、ピダム公…ピダム公!」


やっとピダムの側までやって来た女王の頭の中でソルォンの声がぼわんぼわんと鳴り響いている。


嘘だ、嘘だ。
ピダムが倒れることなどない…
これは夢に違いない。


女王が血の気の引いた真っ青な顔でその場に茫然と立ち尽くしていると…
そこへサンタクがヨムジョンと侍医を連れて現れた。


「ソルォン公、ピダム公の傷はどこにありますか?」


ヨムジョンがいたく冷静にソルォンに声を掛けた。


「掌に…毒を打たれたようです」


「やはり、そうでしたか?してピダム公は何かおっしゃっていませんでしたか?」


「ああ、烏毒と…それから『遅』と、それしか聞き取れませんでした」


ヨムジョンはそれを聞いて大きく頷きながら


「大丈夫です、ソルォン公。それだけ解れば何とかなるでしょう。このお方はあのミシン璽主の忘れ形見、それをお忘れなきように」


そう言うと持ってきた箱から幾つかの薬の瓶を取り出してピダムの口に無理やり押し込んだ。
ピダムがそれをしっかり飲み込んだのを確認するとヨムジョンが女王に


「陛下…これで恐らく大丈夫だと思います。ですから陛下、ご安心下さい…陛下?」


そう言葉を掛けても心ここに非ずのままの女王にソルォンがそっと近付いて、やや強い口調で


「陛下、しっかりなさって下さい。ピダム公に毒消しの薬を飲ませましたので…後は公の体力に任せる他はございません」


そう言うと後ろを向いてピダムを板に乗せて運ばせようと兵たちに命令をした。
すると女王が突然に何かを思い出したように、その命令を撤回させる言葉を大きな声で放った。


「駄目だ!動かしては駄目だ!」


ソルォンを初め、そこにいた全ての人間の注目が女王に集まった。


「陛下、ではピダム公をこのまま野外に置いておけとおっしゃるのですか?」


女王はようやっと正気を取り戻したようだった。
いつもの女王然とした口調でこう命令を下した。


「動かしてはならぬ。毒が益々体に回ってしまう。ここに天幕を張って寝台を運び込め!急げ。一刻を争う」


女王の力強い命令に場の雰囲気が一気に変わり、人々が動き出す。


「侍衛部令アルチョン、宮廷内に暗殺者が侵入した恐れがある。直ちに演舞場と使者の滞在している宮に侍衛部の兵を配置しろ!」


そう言われたアルチョンが兵たちに檄を飛ばす。
と同時に演舞場にいる人々を外に出し始めた。
小半時もすると周りは顔見知りの者しかいなくなった。
それから暫くすると天幕が張り上がり、ピダムの体をそっと布の上に乗せて天幕の中の寝台へと運び込む。
ソルォンとヨムジョン、侍医とアルチョンだけが天幕に残り、後の者は隣に張られたもう一つの天幕の中で待機することとなった。



午後の日はあっという間に傾きかけ…
夜を迎えてもピダムの意識は戻らず。
死人のように血の気のない顔をしたピダムの脈を取りながら侍医が残酷な言葉を女王に伝える。


「陛下…ピダム公の脈が殆ど感じられません。明日の夜明け迄に意識が戻られなければ、ピダム公のことはお諦め下さいますように…」


そう言われた女王が侍医を睨むように


「今、何と申した?」


「ですから…このままピダム公のご意識が朝までに戻られなければ…」


「ピダムは助からぬと申すのか?」


侍医は顔を伏せながら


「はい、残念ながら…」


女王は握った拳をぶるぶる震わせながらやっと言葉を吐き出した。


「嘘だ。嘘をつくでない」


ソルォンは女王がブルブルと震えているのに気付いて


「陛下…落ち着かれませ」


そう言われた女王は静かな声音でこう答えた。


「ソルォン公、大丈夫だ。私は落ち着いている。落ち着いているがピダムと二人きりになりたい…だから皆、外に出て行ってくれないか」


女王の気持ちを察したソルォンが周りに目配せをして天幕から出て行った。

やっとピダムと二人きりになった女王はピダムの手をギュッと握りしめるとポロポロと大粒の涙を零し始めた。
外に泣き声が漏れないように…声を押し殺して泣く女王。

ぅ、ぅ、ん、ぅ…

涙は尽きることはなく…
悲しみと不安で今にも押しつぶされそうになっている。


遠い昔に…毒矢を受けて命を落とした姉・天明公主。
薄暗い洞窟の中でユシン一人に見守られて逝ってしまわれた姉上。
私はその死に目に間に合わなかった。

そして今またピダムが…
毒に侵されたお前をこんな天幕の中で私は一人見守っている。
嫌だ!嫌だ!!
お前が逝ってしまったら、私は今度こそ一人になってしまう。

私のせいで…
私という呪われた『存在』のせいで…
私の愛する人々が『死』の憂き目を見ると言うのなら…
その定めはどうか私の上に…
孤高であらねばならない『覇道』に私情を持ち込んでしまった私にお与え下さいますように…

だからどうか…どうか、ピダムの命をお助け下さい。


その夜、女王は一晩中ピダムに寄り添い、ピダムの冷えきった手足や頬を擦りながら…
『自分の命と引き換えにピダムを助けてくれるよう』に天の神に祈り続けた。
そんな女王の姿を寒空に浮かぶ上限の月だけがじっと見詰めていた。








☆最後までお読み下さり、ありがとーございました<(_ _)>
結局、その伍に突入しちゃいました~
そして最後の一行は今夜の月がとても綺麗だったので追加致しました♪


拍手コメントへの返礼が遅れて、ごめんなさいm(__)m
明日にはお返事したいと思いますので…もう少しお待ち下さいね~♪




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2012/11/19 (Mon) 00:58 | # | | 編集 | 返信

返信、遅くなりました<(_ _)>


鍵コメさんへ


> テヤン様、こんばんは。

こんばんは~(^o^)丿


>やっと決着がついたのは良かったですが、ピダムが毒にー!毒にー!
チョンミョン王女の最後を思い出させる展開に、PC画面がかすんでしまいました…。
女王陛下にはもっと惨い状態ですよね。
もう気が気じゃない…狂気の一歩手前…頭真っ白…ソルォン公に「自分はダイジョブ」みたいなこと言ってますけど、いえ、そう言うことじたいがダイジョブじゃないですから!

あの時代の宮廷だったら、毒を盛られることもあったと思いますし…
少し前の『SS私のピダム 雷鳴』だったかな?そこに『遅毒』が登場したの覚えてらっしゃいますかぁ?
実は…あれが今回の伏線の一つになってるんです!!!
何方か気付かれた方いらっしゃったでしょうか?
ありゃ?皆さんご存じでしたかぁ(・・?


> 早く、早くピダムを目覚めさせて幸せなシーンを書いてくださいね!でも強い毒のようですから、目覚めてもしばらくは起き上がれず、陛下がちょっとは看病してくれたらなあ…………なんて。おかゆアーンですよ!

おおっ、おかゆアーン…それいいですね~e-53
テヤンなんて目覚めて直ぐにほにゃららでも良いかなぁ~
ピダムだから出来るんじゃないかなぁ~とか思ったのに(笑)
皆さん、其々の妄想の度合いが違って面白いです(#^.^#)

ピダムをどうやって目覚めさせようか…
結構これが難しいなぁって思って続きを書いています♪

コメントありがとーございましたe-68
また遊びにいらして下さいね~(^_-)-☆



2012/11/22 (Thu) 00:36 | テヤン #- | URL | 編集 | 返信

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