風の歌声

ピダム&男前を愛する管理人の萌えブログです♪

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SS私のピダム 香り高き女帝の塔



今日は昨日までとうって変わって穏やかな日差しが降り注いでいますね♪

4月2日からテレビ東京で始まった「善徳女王」を2日ぶりに観てからPCを開きました。

子トンマン強し!!!

元気はつらつ○○○見たいな感じがとっても良いですねぇ~~

トンマンから元気を貰いました(*^^)v

ふっとピダムと小さい頃から一緒に育っていたら、元気な二人、三韓統一も出来たんじゃない!!!

とか思ってしまった管理人です。


今日のお話は「私のピダム 香り高きその名は」の姉妹作?シリーズ?のような内容です。

今回も仏像や絵画、建築物等に管理人の想像がかなり盛り込まれているので、ご理解の上お読みになって下さい。







のどけき春の穏やかな風に乗ってピダムの声が聞こえて来た。

女官と何やら話しているらしい。


「だから……こちらを下に……しろ」


「…ですか?」


いつものようにピダムが自分を訪ねて来たのだろうと思った女王だったが…

暫く経ってもピダムはやって来なかった。


(私に会いに来たのでは無かったのか…)

少しばかりそれを寂しく思った女王だったが机の上に積み上げられた書類の一つを取るとそれを拡げた。

塔の設計図だった。

遥か遠くの西国から伝えられた石造りの塔の設計図。

タクラマカンからやって来た女王には何処か懐かしい感じがした。

図面を下から数えると

(1、2…9層もあるのか…どれ程の高さになるのだろう)

女王はそれを考えるだけで胸が高鳴った。




***

1月程前にピダムと民心の救済政策について議論をし、それを元に便殿会議で大等たちにも了承を得、今ようやっと寺の配置図、塔の設計図、仏像の絵図、内部の装飾図の下絵等が出揃ったところだった。

後はピダムが礼部と相談して着工の日取りを決める手筈になっているのに…

何故今日は姿を見せない?

女王は図面を持ちながら小さな溜め息をついた。

そうこうする内に昼が過ぎ。

女官長が女王の側にやって来て


「陛下…本日はお天気も良く桜もだいぶ開いた模様です。昼のお食事は内苑の桜の側でお取りになられては、とピダム公からおおせつかっております。如何なさりますか?」



「ピダムが…」


女王は少し驚いたが衣替えをするように女官に命じ、化粧も直させ、ほんのりと紅をさした。

見慣れない髪飾りを刺そうとする女官に


「その髪飾りは見たことがないが…」


女王はそう口にすると女官は


「ピダム公が朝方お持ちになり、つけ方もご指示されてお帰りになりました」


「そうか……つけて見てくれ」


金で象られた桜の花の真ん中に紅い石と小さな真珠が5つ組み込まれた対の髪飾りをカチェに刺した女王は何時にも増して華やかな姿となった。準備が整い、女王は仁康殿を後にした。


涼やかな風がそよそよと吹く渡り廊下を歩いていると自然と気持ちが軽くなり、内苑に着く頃には穏やかな顔になっていった。

桜の樹の側にピダムが立っているのが見える。

紅い紗を掛けた卓の上には昼の膳が並び…其処から少し離れたところに白い布で覆われている別の卓があった。


(あの下には何があるのだろう?……ピダムがまた私を驚かそうと何かを隠しているに違いない)


そう思いながらも春の柔らかな陽光を浴びた女王は胸一杯に息を吸い、邪心を捨ててその場を楽しむことにした。


(ああっなんて気持ち良いんだ)


そうして其処に立って自分を待っていたピダムに声を掛けた


「ピダム…待たせたな」


「いいえ。陛下…ようこそおいで下さいました。そちらに簡単な昼膳もご用意致しました。どうぞ此方で桜を愛でながらお楽しみ下さい」


そう言うと女王の椅子を引き、女王を卓に座らせると向かい合わせに自らも席に着いた。


「気持ちが良いな…ピダム…」


「はい。陛下」


「ところであの白い布なのだが…あれは一体何が隠れておるのだ?」


「気になりますか?」


「ああっ、大いに気になる」


そう女王は言うなりクッスと笑った。


「本当は食事の後にと思っておりましたが……それでは陛下、恐れ入りますが此方へいらして頂けますでしょうか?」


女王は席を立ってピダムと共に白い布の被された卓の前に立った。

ピダムがファサッと白い布を外すと現れたのは寺の模型だった。

勿論あの9層造りの塔もある。

思わず女王は感嘆の声を「ああっ」と上げた。


「陛下…お気に召しましたか?」


ピダムが自信あり気にそう問い掛けると


「勿論だ!ピダム…あの図面がこうなるのか…完成が待ち遠しいな」


「それはようございました。陛下のお気に召した寺であれば民も他国も魅了されるに違いありません。ではこのまま着工致したく存じます。来月8日に祈願祭を執り行うことで宜しいでしょうか?」


女王は満足気に笑うと首を縦に振った。





***

それから2年の後。

「芬皇寺」は完成した。空高く聳える9層の塔も。

伽藍に安置された如来像は黄金色に輝きその美しさは見る者全てを圧倒した。

塔は石を固めて造られ、その規模と高さは他を寄せ付けない存在として民の間に広まった。

そして民を最も惹き付けたのは…塔の内壁に描かれた天女の図だった。

裸の女性が羽衣だけを羽織り手には琵琶や笙を持ち、此方を向いて微笑んでいる色彩豊かな絵だった。

女たちは音楽が聞こえて来そうだと感動し、男たちにとっては何とも悩ましい肢体で微笑む天女が眩しく思われた。



(私だけの天女様…)


そんな想いを心に抱く不埒な男を伴い女王はそれを間近で見ていた。


「ピダム…これはお前があの時描いた物を下絵にしたのか?」


「はい、陛下…」


「美しいな。民たちが騒ぐのも無理もない。お陰で参拝者は増え、自然に仏に帰依する者も増える。正に一石二鳥。ピダム…お前は本当に恐ろしい男だ!」


ニンマリ笑う女王をピダムも満足気な顔で見詰めている。





***

その夜、女王の寝室を訪れた司量部令に女王は褒美を与えた。

司量部令は部屋に入るなり寡黙になった。

そんなピダムの様子に女王は尊大な態度で声を掛けた。


「ピダム…此方へ参れ」


ピダムは言われるままに歩を進めた。

女王の近くまで来るとその姿をまじまじと見詰めて言った。


「陛下…そのようなお姿をなされたら私が何をするか解らないですよ?」


女王は昼間の塔の天女のように透けるような薄衣一つしか身に着けていなかったのだ。


「ピダム…今宵はお前の好きなように振る舞うが良い。明日の朝、陽が昇るまで私はお前だけの天女になろうぞ」


ピダムは帯を緩めると着ていた物を全て脱ぎ捨てた。


女王に近付き、その耳元で妖しく


「陛下…きっと後悔致しますよ。今宵の私は阿修羅の如く留まることが出来そうにありませんから…」


そう言うと熱い吐息を掛けながら、しなやかながら鍛えられた身体で女王に覆い被さった。








最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

続きも考えていますが…阿修羅のピダムですから(^^ゞ

さてさてどういたしましょう(笑)
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