風の歌声

ピダム&男前を愛する管理人の萌えブログです♪

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SS私のピダム 司量部令の一日 その壱

皆さん、こんばんは~(^3^)/

昨日、体調は万全とは言えない中…管理人、剣客商売の試合に行き…
久しぶりに決勝戦まで勝ち進みました(O.O;)(oo;)

体調が万全でない時の方が実は勝っているとパートナーに指摘されて…
たぶん、力が抜けて無理をしないから勝てるんじゃないかと言う結論に達しました(笑)

何事も肩に力が入っていると上手く行かないことが多いような…

このblogも少し力を抜いた方が案外良い方向に進んだりして(^o^ゞ

今宵は超久しぶりにSSをアップしますね♪
宜しかったら続きをポチっとしてお読みになって下さ~~い(*^^*)




ほぼ毎朝、日の出と共に目覚める徐羅伐一の美丈夫の一日は…
その腕の中ですやすやと寝息を立てて眠る大神国を統べる麗しの女王の尊顔を数分の間じっと見詰めることから始まる。

夜空を流れる天の川、それを形作っている数えきれないほどの小さな星屑たちの光を集めたように煌めく長い黒髪、負けん気と意思の強さを示すやや太い眉、茶水晶を抱く円らな眸には今は瞼が下ろされていてその澄んだ耀きを見ることは叶わずにいるが…
薄紅色に染まるふっくらとした頬とそしてぽってりとした可愛らしい唇を…
それらを眺めるだけでピダムは心がほっこりとして、自分自身がどんどんと締まりのない顔になっていくのを自覚する。
同時にこの上なく淫らな気分になるのを必死に押さえつけては溜め息交じりの息を吐き出してからゆっくりと微笑む。

ピダムはそれを心行くまで堪能すると今度はすらりとした体駆を屈めるようにして雪のように白く輝く女王の素肌にそっと口付けを落とし始める。
長く美しい指先で女王の頭を支えるように掻き抱くと…額に鼻に頬に唇に…まるでふわふわとした水鳥の羽毛で撫でるように『チュッ、チュッ』と小さな水音を立てながら優しく唇を触れさせる。
遥か西の彼方から渡って来た繊細な硝子細工の人形を愛しむかのように…手の内にいる眠り姫を起こさないようにそっとそっと同じことを繰り返す。
ピダムが普通の男に戻って女王を独占出来る最も幸せな時間。
この世で唯一人、全身全霊を投げ打って護りたい女人。
その女人の姿を思う存分に眺め、自分自身の中の想いの丈を誰に見られることもなくそっと唇を通して女王にだけ伝えられる至福の時。

東の地平線から顔を覗かせたばかりの太陽の光が寝台に射し込み始め、未だ夢の中にいる女王とその隣に寝そべりながら幸せそうに微笑んでいるピダムを優しく包み込んでいる。
今がその盛り…
半月城を取り囲むように咲き誇る満開の桜の花のように美しい一対が横たわる褥は将に春爛漫。
愛と言う名の花が咲き乱れ、優しさと言う花弁が舞い落ちる。


ピダムは離れ難いその花の褥からそっと身を起こすと寝台の直ぐ側に落ちていた白い夜着を羽織って寝室の扉を音も立てずに開いて部屋を出た。
乱れた髪を手で無造作にかき集めると紐で適当に括り、部屋の中央にある大きな机の側まで来ると椅子を引きそこに座って目の前に積み上げられている『司量部』から送られて来たばかりの書類の山から一つの書状を手に取って紐解き目を通し始めた。
すると程なくして仁康殿付きの優秀な女官らが数名扉を開けて入って来た。


「お早う御座います、ピダムさま」


そう言って頭を下げる女官らにピダムは慣れた感じで


「お早う、今日も宜しく頼む」


と短く朝の挨拶をすると先ずは女官の運んできた一杯の水をごくごくと美味しそうに飲み干した。
女官らはピダムの仕事の邪魔にならぬように気を遣いながら朝の身支度に取り掛かる。
湯の入った盥に布を浸して絞るとそれでピダムの顔や首、手などを丁寧に拭き取る者。
髪を鋤いて結い上げる者。
髭を整える者。
香を焚いて室内を浄める者など…
各自がきびきびと動いてピダムを一人の男から神国の女王を支え、徐羅伐を影で牛耳る鬼の司量部令へと作り上げて行く。
背の高いピダムに衣を一枚掛けては袷を合わせて重ねて行く。
銀糸の飾りの付いた司量部令の黒衣に身を包んだピダムは既に威厳に満ち溢れ、その鋭い眼差しでじろりと見られるものならば大の男でも身をすくませ平伏してしまうほどの『覇気』を纏っている。
同時にその艶やか過ぎる美しい立ち姿はそれを一目見た者全てを魅了する。
ピダムの世話をする女官たちは『いけない』と思いながらも上目遣いでチラチラとついそちらを見てしまい…時にはピダムと目が合って微笑まれたりした時などは一日中、心の臓が高鳴ったまま夢の中にいるような気分になるのだと宮中の女官らは元より徐羅伐の貴族の子女たちの間にもその話は広まっていた。
元々は仁康殿の女官の控えの間で話題に上った話を他の部署の女官が盗み聞きして広めたと言う専らの噂だ。
『傾国の美女』と謳われた亡きミシル璽主。
その母の血を色濃く継いだ『妖艶』な男の色気は年を追うごとに深まるばかりだった。


朝の支度を終えたピダムは再び椅子に座ると、暫くの間そこでそのまま書類に目を通しては次の書類へと女王が目覚めるのを待ちながらせっせっと仕事をこなして行くのだった。

そうして半刻が過ぎようとしている頃に…
ピダムは再び寝室の扉を開けて女王の元へと足を運んだ。
足音も立てずに寝台に近付くとその端に腰掛け、未だに目覚めぬ女王に良く響く甘美な声音で呼び掛けた。


「陛下…陛下…」


微かにその声に反応する女王。
それに気が付いたピダムは吐き出す息が掛かる程に女王の耳元に唇を近付けて女王を呼んだ。


「へ、い、か…へ、い、か…」


「ん…ピ、ダム…?」


うっすらと目を明けた女王が甘やかな声でピダムの名を呼び返す。
自分の名を呼ばれた喜びに胸をときめかせながらピダムは女王の乱れた髪を手で掻き上げふっと微笑むと


「陛下、お目覚めですか?」


女王はこくんと頷きながら


「うん、お前の声で目が覚めた。もうそんな時間なのか?」


「いえ、私が早く起き過ぎたのです。まだ幾分余裕が御座います。どうぞゆるりと御起床なさいますように…」


そう言ってにっこりと笑いながらピダムは女王の唇を唇で覆う。
起き抜けでまだ力の入らない女王に抗う術はなく…
毎日毎日恥ずかしげもなく飽きもせずにこんなことが良く出来るものだと…心の中ではピダムのことを『仕方がないやつだ!』と思いながらもそのピダムの艶かしい舌遣いと己がピダムを想う心に負けて…政務の場ではその主張を絶対に譲ることのない流石の女王も結局は朝からピダムの思いのままにされてしまうのだった。






朝の身支度を整える女王を執務室の椅子に座り、茶を啜りながら待つピダム。
その間でさえも片時も書類から目を離すことはなく…どんなに短い時間でも有効に使おうと…その積み重ねが余裕を生むことをピダムは誰に教わることなく長年の経験によって体得しており、又それを実行し続けていた。


さっと扉が開くと黄金の冠を頂き紅色の唐衣に身を包んだ女王が姿を現す。
ピダムは書類から目を離して立ち上がると女王を見てにっこりとほほ笑み


「陛下、おはようございます」


といつも通りの朝の挨拶をする。
すると女王もいつものように軽く頭を下げながら


「おはよう、ピダム」


と言って金のトゥリゲと王冠の飾りをシャラリと鳴らしながら椅子にふぁさっと座った。
幾分時間のある今朝は二人で朝の膳を囲み、一日の打ち合わせを始めた。
既に花の褥を後にした二人には神国と言う大きな船を進めなければならない義務があるのだ。
いつまでも普通の夫婦のようにのんびりとしては居られない。

ピダムはその朝百済の密偵から送られてきた書簡に記載されていたウィジャ太子の最近の素行について女王に報告を始めた。


「陛下、早速ですが百済のウィジャ太子が玉門谷周辺に兵を潜ませ近くの城を狙っているらしいとの情報がもたらされました」


「そうか、また戦いの準備をせねばならぬな…」


「はい、陛下。兵部のユシン公にその旨を伝え、迎え撃つ準備を致します」


「解った。それはピダムそなたに任せる」


女王の輝く顔に影が差したのを見てピダムの心は痛んだ。
そんな女王を慰めようとピダムは


「陛下、本日もお忙しいでしょうが…私と花見に出かけませんか?」


女王の眸がパッと輝きを取り戻す。


「しかし…ピダム、お前の方が忙しいのではないか?」


ピダムは頷きながら


「はい、陛下。確かに左様で御座いますが…それは何とか致します故、午後から是非桜を見に参りましょう」


女王はにっこりとほほ笑みながら


「ふふふっ、お前がそれ程までに言うのならば…私も仕事を早く終わらせるように努力しよう」


「はい、陛下。今が見頃と聞き及んでおります。たまには日の光の元…ゆっくりと庭を散策するのも…」


女王は上目遣いでピダムを見ながら


「そうだな、ピダム。桜は直ぐに散ってしまうから猶予はないしな…」


「はい、陛下」


「ピダム、楽しみにしている」


「はい、では後程いつものあの場所で…」


そう言ってピダムは立ち上がると女王に暇乞いの挨拶をして仁康殿を後にした。




続く




☆最後までお読み下さり、ありがとーございましたm(__)m
まだ朝方…ここから夜までの司量部令ピダムの、とある春の一日を描いて行こうと思っております♪
ピダムの朝の御支度は『王になった男』でイ・ビョンホンさんが椅子に腰掛けながら女官たちに髪を結って貰ったり、お香を嗅がせて貰ったりしているシーンを真似て見ました!
映画を見ながら『これナム君にも是非やって貰いたいなぁ~』て思った私。
とても美しいシーンでした(*^^*)


☆追記…ほんの少し書き足しました(^o^ゞ

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2013/03/25 (Mon) 13:21 | # | | 編集 | 返信

アラッソヨ~~(^o^)v

Sさんへ

真夜中にこんばんは~(^3^)/
返信遅れてごめんなさいねぇ~m(__)m

> 司量部令の一日その2が楽しみです。
桜満開にいる2人はまるで絵画のようでしょうね(*^_^*)
テヤンさんのSSは毎回楽しみに拝見しています。

いつもSSをお読み頂き、ありがとーございます♪
その弐はそこまで行かないかもしれません(^o^ゞ
実は二人にやって欲しいことがありまして…
何とかそこまで辿り着けるように頑張りま~~すe-53


> お言葉に甘えて7000拍手のリクエストというか・・続きの読みたいものがあります。
只今、ケベクをテレ東で見ているので、テヤンさんのSSに戦場に出向くピダムのお話があったな~と外伝を読み返したら、鎧姿の「女王唯一の男」のフレーズにゾクゾクしちゃって。
戦場での司量部令兼大将軍のピダムかっこいいな~と想像&妄想しましたw。
出来たら外伝のお話が読みたいです。
もしくは戦場ピダムではなくとも、ムンノの元で育ったトンピ結ばれたので、若い2人の結婚?夫婦姿?も見たいな~とか。
甘美でドキドキなパスワードのお話入りだと尚いいなW。
テヤンさんの思うリクエストでなかったらどうぞスルーしてください^_^;<(_ _)>

了解しました(^3^)/
どちらにしても『外伝』ってことになりますねぇ!
久しく書いていないので…読み直ししないと細かいところ忘れてるかもしれません(笑)
ピダムを戦いに出す=陛下も一緒
にしないといけないので…そーすると戦場でイチャイチャ?
もしくはピダムがひたすら我慢(爆)とか…
この二人には子どもが確か5人いる設定だった気がするので…
先ずは名前を考えないといけません!
幾つか候補を考えてはいるんですが…女の子の名前ばかり。
何故なの?
ピダムに女の子を抱かせてあげたいからかしら?
ニヤニヤしてる彼の顔しか思い浮かばない夜中…
1男4女って設定にして女系家族にしちゃおうか…
ピダムパパ奮闘記とか…それじゃ格好いいピダムは書けないし…
夜中の妄想は寝ると忘れちゃうのでメモらないと…

ちょっと時間頂きますが宜しいでしょうか?

コメントありがとーございましたm(__)m
またのお越しをお待ちしております♪


2013/03/28 (Thu) 01:33 | テヤン #r2uX/xb. | URL | 編集 | 返信

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