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SSS私のピダム 雨止み(あまやみ)
皆さん、こんばんは~(^o^)丿
管理人は昨晩、張り切ってナムギル君の『鮫』第7話トライしたのですが…
何度も画面が固まり飛び飛びにしか視聴出来ませんでした(+o+)
殆ど話について行けなかったので本日もう一度再視聴して見ました♪

後半、沖縄での撮影シーン沢山ありましたねぇ~



ご覧になっていらっしゃらない方もいると思うのでストーリーには触れませんが場所だけ…
・百名伽藍
・日航アルビラ
・カンナリゾートヴィラ
・金城の石畳み
・ガンガラーの谷   
この順番で出て来ました!
いつかナムギル君の足跡を追って『沖縄鮫撮影地』行って見たいですね~(^^♪

そして段々とハン・イス役のナムギル君を見慣れて来たせいか…
彼が映るシーンがキラキラして来ました(笑)
じゃあ今まではどうだったのよ!って突っ込みが入りそうですが…
いや~~だってホントに何故だかキラキラ見えて来たんだもの(^^ゞ
ナムギル君自身もやっと現場に慣れて来たってことかなぁ~なんて勝手に解釈しております。
ご覧になった皆さんは如何だったでしょうか?

さてさて『鮫』の話題はこの辺で切り上げて…今夜は短いですがSSをUPしたいと思います♪
続きをポチっとしてお読みになって下さいね~(^_-)-☆



目の前にある全てをしとどに濡らして降り続く雨の音に紛れて…
足音を忍ばせながらやって来た不埒者に突然目隠しをされた。
一瞬驚いてびくりっとしたがその男から香り立つ慣れ親しんだ匂いに気付くと私は私の目を覆っている大きな掌に自分の掌を重ねて微笑みながらその名を呼んだ。

「ピダム…か…」

「はい、陛下…左様で御座います」

「雨が止まないな…」

「はい、もう十日も降り続いております」

「霪(ながあめ)だな…民たちはさぞ難儀していることだろう」

溜め息交じりに私がそう言ったのを聞いたピダムは目隠しをしていた手をそっと外して『凍れる美貌の』と冠される有能な司量部令の顔を見せると一呼吸置いてから

「はい、陛下。各地から河川が増水しているとの報告が上がって来ております。このまま雨が降り続けば数日で決壊する川も御座いましょう。今現在、河川の土手を補強するべく資材等を兵に運ばせております」

そう仕事の報告をしたピダムに

「相変わらず仕事が早いな。ピダム」

「はい、毎年のことですので…陛下…仕事自体は大したことでは御座いませんが…大事に至らぬ内にこの雨が止んでくれるのを祈るばかりです」

「そうだな。毎年毎年、霪には悩まされる。だがこの時季に雨が降らねば作物が育たぬし…それにしても今年は何時もの年より雨が幾分多いようだ。日照りの年もあると言うのに…上手く行かないものだな、ピダム」

「御意に…」

女王に即位してから毎年繰り返されるピダムとの『霪』についての会話。
変わらぬその内容と状況に私は何故だか急にそれが可笑しくなって声を立てて笑ってしまった。

「ふふふふふっ…」

「陛下…如何なされましたか?何か可笑しなことがございましたか?」

私がいきなり笑いだしたのに驚いたピダムが不思議そうな顔をして私を見た。
お前のそういう顔はとても可愛らしい。
ずっと側にいて私だけのものにしたくなる。

「いや、お前とこうして雨が降る中、毎年毎年同じ話をしていることを考えたら何故だか急にそれが可笑しくなってしまったのだ!他意は無い」

「確かに陛下の仰る通りですね。この季節、陛下とこうして雨粒の堕ちる音を聞きながら…河川の増水の話や民草の暮らしぶり…それにこうして陛下とゆっくりと…」

言葉の途中でピダムが背後から私をぎゅっと抱き締めてくれた。
温かくて広いピダムの腕に抱かれる至福の時。
ピダムの心臓がとくとくと波打つ振動が伝わって…私はほうっと安堵の息を漏らす。
するとそれに気付いたピダムが

「こうして毎年同じように無礼を働いては陛下にお叱りを受けていますが…私はこの人を悩ます霪の季節が結構好きだと申し上げておきましょう、陛下…」

そう言って私の首筋に唇を充ててピダムが嬉しそうに笑っているのが背中越しでも解るほどにピダムの鼓動がとんっと跳ね上がる。

「叱ったことなどあっただろうか?それに『霪』が好きだとは知らなかったぞ、ピダム…」

「はい、今まで秘密にしておりましたから…」

「何?秘密だと?」

「はい、陛下。秘密にしておりました」

私は首を動かして振り向くと背後にいるピダムをきっと睨みながら

「ふん、そうか…お前がそう言うのなら。私もお前に話そうとしていたことは話さずとも良いな?秘密は互いに持ち合っても良いと言うことなのだろうから、ふふふっ…」

するとピダムは唇が触れそうなくらいに顔を近付けて来て

「ですが、陛下…あまり私にばかり意地悪をなさると…こう致しますよ!」

と言って唇が微かに触れるところで一度止まり

「如何されます?夜まで待てと言ってももう聞き入れません」

その妖しく鋭い眸を私に向けるとピダムの唇が私のそれをぴたりと覆った。

「ん、ぁっ…待て…ピ、ダム…ぅ」

熱くて蕩けるように甘く私の五感の全てを奪い去るピダムの口付けが私を一人の女に変える。
口中をザラリとした舌に掻き回されると下肢が既に疼いてくるのが解る。
ピダム…夜まで待てないのは私なのかもしれない…
お前を余りにも愛し過ぎているから…
今すぐにでも全てを投げ出してお前に…
だが私が女王である限り、それは許されるものではない。
右手でそっとピダムの胸を軽く押し退けて

「んんっ、ピダム…やはり駄目だ!夜まで待て…」

優しくそう言ったつもりだったが目の前にいるピダムの漆黒の眸が翳ったのを見て私の心臓がチクリと痛んだ。

「ピダム…寂しく思ったのか?それとも怒ったのか?」

ゆっくりと下から背の高いピダムの眸を覗くように見上げると

「いいえ、これも毎年のことですから、陛下…すっかり慣れました」

そう言って雨上がりの太陽のように目に眩しい程に微笑むピダム。

「ピダム…お前、私を騙したのか?」

今度は反対に私がピダムを怒る番になってしまった。
コロコロと鬼が変わる『鬼ごっこ』のように攻守を変えて行く私とピダムとの掛け合い。
鬼になったピダムが私の機嫌を取り繕う為にこんな提案をして来た。

「陛下…次に雨が上がった日に、その…私が大切にしております『秘密』の場所にご一緒願えませんでしょうか?」

「また『秘密』なのか?ピダム」

「はい、陛下…私だけが知る取って置きの場所ですから『秘密』と言ったまでです。それに『秘密』を沢山抱えている人間の方がより魅力的だと叔父のミセンに教わったものですから…」

そう言って片方の口の端を上げて笑っているピダム。
この表情をした時のピダムに私は滅法弱い。
ピダムもそれに薄々感づいているらしいので、私は観念して上目遣いでピダムにこう言ってやった。

「その『秘密』の場所とやらが、もし私の期待に添わなかったとしたら…罰としてお前にもっと多くの仕事を与えることにするが…それでも良いのか?ピダム…」

「はい、陛下…」

「約束だぞ、ピダム」

「はい、では…」

ピダムがそう言って手を差し伸べたので私も思わず手を出した。
互いの小指を繋げ、親指を付けて約束の証とする。
ピダムは自信有り気ににっこりとほほ笑むと一礼して司量部へと戻って行った。
一人ピダムの後ろ姿を見送る私のトゥリゲの飾りを俄かに吹いた雨風がシャラリっと音を立てて吹き去って行く。
雨はその夜も止むことはなく降り続いた。



***
それから二日の後。
長く降り続いた雨が止んだ久方ぶりの晴れた日の午後…
徐羅伐の街中にありながら鬱蒼とした林に囲まれた湿地に女王とピダムは来て居た。
宮殿からも然程遠くないその場所にピダムが財を投じ二年の歳月を掛けて植木職人たちに作らせた庭。



庭いっぱいに溢れるように咲き誇る白や紫色の花菖蒲。
その眩いばかりの美しさに私は言葉を失うと目を大きく見開いたまま固まっていた。
それを側でじっと嬉しそうに見詰めているピダム。

「陛下…如何で御座いましょう?」

「うん…ああ、素晴らしいな、ピダム…」

「お褒め頂き、恐悦至極で御座います、陛下…」

恭しく頭を下げるピダムに

「月城の内苑の花菖蒲も美しいが…比べ物にならないな…見事だ!ここまでするには大変だったろうに」

「全て職人たちに任せておりますので…私は何もしておりません」

「そうか、自分の労ではないと申すのだな、ピダム…」

「はい、陛下…」

「殊勝な心掛けだ」

昔と変わらずにそう言う所には全く私欲を示さないこの男が私は無性に愛しく思えたのだった。

「そうだ、ピダム。お前に褒美をやらねばならないな!」

「陛下、それはつまりこの場所が陛下のお眼鏡に叶ったとそう思って良いと言うことなのでしょうか?」

少年のようにキラキラと眸を輝かせて嬉しそうにそう言ったピダムに

「ああ、そうだ。思っていた以上の出来だ!痛く感動して言葉を失ってしまったしな。ピダム、来年もまた連れて来て来れるか?」

「はい、陛下。勿論のこと。いつ何なりと陛下のお望みのままに…」

私が微笑みながらピダムに向かって手を差し出すとその手をそっと握って歩き出すピダム。
ゆっくりと歩を進めてくれるピダムの手を私も握り返してから

「鬱いでいた心がすっきりと晴れ渡った気がする。この美しい花菖蒲とそれと(お前が共にいるから)」

そう言って、じっとピダムの漆黒の眸を見詰める。

「何です?陛下…」

「いいや、何でもない」

「何が仰りたかったのですか?どうか私にも教えて下さい、陛下…」

「秘密にする。ピダム…お前、他にも秘密があるのだろうから…」

プイッと横を向くと久方ぶりにピダムが眉尻を下げて困った顔をした。
またその表情が可笑しく声を立てて笑ってしまった。

「ふふふふふっ…あはははっ…ふふふふふっ…」

「陛下…」

「ふふふっ、なあピダム…この見事な花菖蒲、是非、民たちにも見せてやるべきではないのか!」

「…」

「民にこの庭を開放してやれないだろうか?どうだ、ピダム…私の願いを聞いてくれるか?くれぬのか?」

思っても見ない私の提案にきょとんとした顔をしているピダムの耳元に私は唇を寄せてこう囁いた。

「願いを聞いてくれたら、今宵私はお前に全てを捧げよう。駄目か?ピダム?」

女王としてはあるまじき言葉を言った私。
だが、その『禁断の言葉』を聞いたピダムは首を大きく縦に振って大喜びしたことは言うまでもない。
見上げた青い空には日の光が煌めき、真っ白な雲がぽかりぽかりと幾つか浮いている。
地上では羽虫たちがここぞとばかり忙しそうにあちこちを飛び回っている。
もう直ぐ霪が明けそうな雨止みの午後…私は一人心の中で目の前の男に語りかける。


ピダム…
今宵は白紫色の褥でお前と二人…限りなく美しい夢を見よう。
雨上みの煌めく太陽のように微笑むお前に包まれて…限りなく幸せな夢を紡ごう。
ピダム…
私の艶やかで優雅な漆黒の蝶よ!
今宵もまた私はお前だけの花になろう。


それから程無くしてピダムの作った『秘密』の花園は徐羅伐でちょっとした有名な庭となった。
だがその翌年も更にまた翌年も花菖蒲が咲く季節にピダムの『秘密』の花園に最初に足を踏み入れるのは私だった。
と言うことをここに書き記して置こうと思う。




終り





☆最後までお読み下さり、ありがとうございました<(_ _)>
こう言ったほのぼのとしたお話を書いている時は管理人もとても幸せな気持ちになります。
じめじめした梅雨の中休みに…ピダムと花菖蒲が咲き乱れる庭でデートを楽しむ陛下。
週末…管理人もピダム(ナムギル君・現在ハン・イス役で『鮫』撮影中)とソウルでデート(ファンミ・妄想込み)出来ると良いなぁ~(笑)
怪我が少しでも良くなってることを祈って。。。
そして台風4号の合間を縫って飛行機が飛び立てますように。。。



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2013/06/18(Tue) 23:22

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