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SS私のピダム 外伝 若さ故に


皆様、こんばんは(^o^)/

朝方の金環日蝕をご覧になりましたか?

管理人は時間に遅れて欠け始めてから見ましたが…太陽にかかる黒い影があるだけで「オーー!」と言う声をあげそうになりました。

これを古代(新羅)の人々が見たら…そりゃ、超驚きますよ(((・・;)

科学技術の発達した現代人が見たって凄かったですから~

我がブログのトンピはピダムの寝坊によって日蝕見られませんでした(笑)

それはさておき、今夜はトンピ外伝をお送りしたいと思います。

外伝ですが、パスワードは付けませんでした。

途中、イヤらしい表現が出て来ますのでご注意下さいm(__)m






今日も朝一番に起きるつもりだったのに、なのに彼奴(やつ)に先を越された。

彼奴は何をやっても覚えが良くて、しかも上手い。

剣術も管弦も勉学も、そして悔しいことに女子の得意な細かい針仕事さえも上手いのだ!

私が唯一勝てることと言ったら『元気』なことぐらいか…

ああっ溜め息が出てくる。

「ふーーっ」

とトンマンが幾分長めの溜め息をこれ見よがしに吐くと、熱心に剣の稽古に没頭していたピダムの動きがぴたりと止まった。

そしてトンマンを見つけると笑顔で声を掛けて来た。


「トンマナー、一緒に稽古しようぜ!」


「ああっ、ピダム今行く」


トンマンは木刀を握るとピダムと対峙した。

気迫は十分、構えも姿勢も悪くない、だがピダムのそれは既に達人の技に近かった。


(くそぅ、ピダムの奴何処にも隙がないぞ。こうなったら正々堂々と正面から斬りかかってやる)


「ヤーーーッ」

ピダムの鼻先に向かって木刀で突き、続いて首元すれすれに刀を走らせ最後は回転しながら足元を狙った。

だがピダムはそれを軽くいなすとトンマンの目の前に刀を向けた。

トンマンはそれを交わして跳躍するとピダムの背後に周り込み刀を降り下ろした。

しかし、その刀の切っ先にピダムは居なかった。

トンマンが一瞬躊躇した隙にピダムはトンマンを後ろから羽交い締めにした。


「ああっ、くそぅ、今日も負けた!悔しい!!」


「ハハハッ…俺じゃなかったら斬られてるよ」


「本当?」


「本当だよ。嘘じゃない。」


と、ピダムが真剣な顔で言ったので
トンマンは嬉しくなって


「お前がそう言うのなら間違いない。ありがとう、ピダム」


ピダムは頭をポリポリ掻いて照れている。

トンマンははにかむピダムの純粋さが好きだった。

懐に仕舞ってあった布を取り出してピダムの額の汗を拭ってやる。

それを嬉しそうな顔をしてピダムはされるままにしている。

師匠のムンノにも体に触れることを滅多に許さないピダムはトンマンだけは特別な存在だった。


「トンマナぁ」


「何だ?ピダム?」


「腹減った!」

トンマンはクスクス笑いながら「ハイハイ」と言ってピダムと共に台所へ向かった。




***

昼下り、朝早くから剣の稽古に勉学に家事にと何事にも全力投球するトンマンは疲れて木陰でウトウトと舟を漕いでいた。

其れを見付けたピダムはトンマンの横にちょこんと座り、トンマンの寝顔に魅入っている。

(綺麗だなぁ。いつも可愛いいと思うけど、寝てる時のトンマンは菩薩様のようにおおらかで輝いてて、見てるだけで心が洗われる。俺のトンマナ…)

見ているだけで幸せだと思いつつも思春期真っ盛りのピダムに取ってトンマンは余りに眩しい存在だった。

ピダムの本音から言えば、今すぐに押し倒して自分の欲望のままにトンマンを滅茶苦茶に抱きたかった。





☆ここから少しだけイヤらしい表現が出て来ますので、大丈夫な方だけ『続き』をポチッとして下さいm(__)m




***

その夜、ピダムがいないことに気付いたトンマンは森の中の薪小屋までピダムを探しにやって来ていた。

中で女の声が聞こえたような気がした。

耳を澄まして聞いて見ると、それは女の喘ぎ声だった。

トンマンは耳まで赤くなった自分が解り、足が鋤くんで動けなくなった。

(あっ、嫌だ!どうしよう!この中でもしかしてピダムが女の人と…ああっ、そんな…)

トンマンの胸の中には疑惑と嫉妬が入り乱れ、その事実は受け入れ難かった。

見てはいけないものを見るように小屋に近付き隙間から中の様子を伺うと。


「あっ」

トンマンは思わず仰け反った。

半月の薄明かりに微かに照らしだされたその姿は紛れもないピダムのものだった。

ピダムが女に覆い被さって腰を揺らしていた。

ピダムの腰が揺れる度に女は喘ぎをあげ、時折唇と唇を合わせては舌を絡めていた。

その度にぴちゃぴちゃと水音が辺りに響き渡り、トンマンの心を真っ黒な嫉妬の沼に落とし込んだ。


(嫌…ピダムの馬鹿!馬鹿!馬鹿!!)

トンマンは泣きながら走り出した。


「うっ、えっ…」

走って走って部屋までたどり着くと自分の寝床に横になりながら、泣き疲れていつの間にか眠っていた。




***

翌朝トンマンは何時も通りに起きると修練場に向かった。

昨日と同じようにピダムが其処で熱心に木刀を振るっていた。

トンマンはピダムに会うのが気まずかった。

そんなトンマンを尻目にピダムが声を掛けて来た。


「トンマナ!」

トンマンはギクリとしたが木刀を握るとなりふり構わずピダムに打って掛かった。

余りの無茶ぶりにピダムは笑った。


「トンマン、どうしたの?」


「はぁ、よくもそんなに余裕でいられるな!今日こそお前をぶち倒してやる。覚悟しろ!!」

トンマンはそう言ってピダムを睨み付け、必死に打って掛かったがピダムはそれを余裕で交わす。

それが悔しくて涙が流れた。

涙を流しながらも自分に打ち掛かって来るトンマンが可愛くて、ピダムはトンマンの木刀を打ち払うとトンマンをギュッと抱き締めて言った。


「トンマン、冷静さを失ったら俺には勝てないよ。それに何をそんなに怒っているの?」


トンマンはピダムの胸を手でドンと押して睨みながら


「お前が…お前が…昨日の晩、おっ、女と…うっ…」

そこまでしか言えなかった。

泣きじゃくるトンマンを優しく抱き締めながらピダムは

「トンマン、昨晩はかなり魘されてた見たいだけど、何か悪い夢見てた?」


「ゆ…め…」


「余りに魘されてたから、俺心配で一晩中寝られなかったんだ」


「なっ、一晩…中…?だってお前、昨晩は部屋に居なかったじゃないか!」


「えっ、ずっといたよ。俺が夜中に何処に行くっていうんだよ?」


「だって、森の小屋でお前が女と睦合ってるの、見たし…」


「はぁーー?俺が女と?何してたって?」


トンマンは自分が夢を見ていたことに漸く気が付いた。

「あっ」と小さな声を発して、ピダムをすまなさそうに見た。


「ごめん、ピダム」

ピダムは恐い顔でトンマンを睨んでいる。

そしてトンマンの肩を掴むとこう言った。


「どんなイヤらしい夢見たんだ?もしかして欲求不満なの?」


トンマンは何も言えずにいる。

そんなトンマンにピダムは

「じゃあ、早速それやって見よう!」

そう言うとすぐ側にある道具小屋にトンマンの手を引いて入って行こうとしたが…

トンマンはピダムの手をピシャリと叩いて

「ピダムの馬鹿ーーーっ!」

と有らん限りの声で叫ぶと全力で走り去った。

1人残されたピダムはポカンと口を開けたまま

(トンマナ…そりゃねえよ…)

と心の中で呟いた。




頑張れ!ピダム!!

めげるな!ピダム!!

ピダムの悩み多き日々は続く。







☆最後までお読み頂き、ありがとうございました(^з^)-☆

このSSは元気溌剌なトンマンとしなかやで草の香りのするピダムをイメージして書きました。

思春期の二人が織り成す、楽しくてちょっぴり切ないSS、これからも書いて行きたいなぁと思っています。

書いていると管理人も楽しい気持ちになれるので…

次回もピダム君に頑張って貰いましょう(^3^)/










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