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SS私のピダム 道行き


皆様、こんにちは~(^o^)/

今日からGWがスタートしました。

お出掛けされる方も多いのでしょうね。

管理人は前半は特に予定もなく、時間があればSSを書いたり、色々なブログを見て廻ろうかな、なんて思っています。


テレビ東京版「善徳女王」ウリピダムの登場は火曜日からになります。

月曜日は前半のダイジェストが放送されるようです(←がっくしな管理人(笑)

でも見逃したり、今から見る方には朗報です!

管理人も更にチェック入れたいと思います。


拍手コメントへの返信、もう少しお待ち下さいね~m(__)m

では、SS私のピダム 道行き をどうぞ。

最後の方に少し(でもないかも)いやらしい表現が出て来ますのでご注意下さい(*^^*)








木々の緑が萌え、太陽からの日差しが眩しい季節、青々とした草を踏み締めて馬を走らせる男女がいた。

前を走る艶の良い黒い毛並みの馬に騎乗した男が手綱を引いて馬の速度を緩めると、少し後ろを走る栗毛の馬に乗った女に声を掛けた。


「奥方さま」


貴婦人らしい女は笠に薄桃色の垂れ絹をつけている為に何処の誰なのか、傍目からは分からない。

なだらかな坂を登りきった所にある平らかな丘で二人は馬を止めて、眼前に拡がる雄大な山々とその間にある川の流れに添うような平地を眺めた。

太陽からの照り返しで川が輝いて見える。

男は左手にある山の中腹に小さく見える建物を指差しながら

「彼方に見えるのが今晩私たちが宿泊する予定の山荘です。彼処からの日没の眺めを奥方さまにも是非御覧頂きたく…休みを取らずに参りますが…」


女はその言葉を遮るように

「ああっ大丈夫だ。このまま参ろう」

と返事をした。

そうして又二人は馬を連れ立って走らせるのだった。




***

3月ほど前に上将軍ユシンの案により女王の行幸が便殿会議で決定された。

その後、女王の行幸先の下準備の為に司量部令自らが現地に赴き、あらゆる調査をした。

安全が確認されると司量部令は徐羅伐に戻り女王に報告及びその日取り等を検討した。
結果、今日がその出発の日となった。

女王は行幸の総責任者は司量部令ではなく、上将軍ユシンとした。

司量部令ピダムはチュンチュと留守を預かることになっている。

女王は出発の準備を整えると絹の垂れ布を下げた笠を被り、ユシンが迎えに来るのを待っていた。

ユシンが迎えに来ると女王は無言で彼を迎えた。
側に控えているアルチョンが

「陛下はお風邪を召されて声が出ない。この行幸の間は私が陛下のお言葉を代わりに読み上げる。また拝顔も出来ない。拝顔は輿の中でのみ。ユシン公、例外はないとの王命である」


「はっ、王命仰せつかりました」

女王の美しい顔を見られないのは残念であったが、女王の一の臣下として行幸の供に選んで貰った、その事だけでユシンは自分が誇らしく思えた。

女王が輿に乗り込むと一行は行幸に出発した。




***

細い山道に入ってから、馬をゆっくりと進めた二人は西の空に陽が傾き、空に棚引く雲が茜色に染まる前に目的地に着こうとしていた。


「どうやら間に合いそうですね!」

男が「開門せよ」と門の外から命じると門は開けられ、二人は馬寄せ近くまで馬を進めた。

馬を降りた背の高い男は黒に鈍色を合わせた服を着込み、髪を一つに結い上げた美丈夫、司量部令ピダムであり。

そして彼が大分前に「奥方さま」と呼んだ女は神国の女王であった。

二人は此処に来る為に上将軍ユシンを騙し、侍衛部令アルチョンと仁康殿の女王付きの女官を巻き込んで大芝居を打った。

馬を降りた二人は夕陽を眺める為に歩き出した。

遠くから眺めた時は小さな建物に思われたがいざその中に入ると想像以上に立派な建物が幾つもあり、一番大きな建物の長い廊下を進んで行くと最も奥まった所に仁康殿の女王の部屋に模した造りの部屋があった。

さらにその部屋の西側には『月見台』と書かれた広い縁台が設えてあった。


「陛下、夕陽の落ちるのは早く、お召し替えの時間が取れません。今少しそのままでご辛抱下さい」


そう司量部令ピダムが女王に進言した。


「ピダム、この部屋は特別に設えたのか?」


「はい、陛下」


「このまま此処に住めそうだな」


くすりっと笑って女王はピダムのすぐ横を通って縁台の方に歩き出した。

女王は沈み行く太陽の残光を受けながら、茜色に染まる地平線を眺めた。

地上からでは臨めない、その壮大な眺めは女王を虜にした。





**

空に月はなく煌めく星々が主役を務める夜に、月見台には西方の王のハレムのように豪華な羊の毛で織られた敷物が敷かれ、金糸銀糸で織られた布で出来た四角い座布団のような物が置かれていた。

螺鈿の細工が施された盆の上には酒と料理が乗せられ…

今宵の女王は身体の線がうっすらと見えるくらいの薄絹で出来た服を金と碧玉が連なる細い腰帯で止めていた。
その艶かしい肢体を座布団のようなフワフワした物を何枚か重ねて右肘を置いて、ゆるりと横たえている。


「ピダム、お前の話していた通り、ここからの夕陽の眺めは本当に美しかった。毎日ここから眺めて暮らしたい、そう思える程だ……もしも、そうできるのなら…」

そう言うとピダムを見詰めた。

ピダムは熱い眼差しを返しながら

「陛下がそう思われるのでしたら、私は陛下のお望みを叶えられるように力を尽くします。私と二人でここに…誰にも知られずに…暮らして見ますか?」

そう言うと女王に近付き、女王の杯に酒を注いだ。

「お前が出来ると言うのなら出来るに違いない。さあ、ピダムお前も飲め」

女王が杯に酒を注ぎピダムはそれを一気に呑み込んだ。
そして女王の背中に添うように横になり、後ろから女王の腰の辺りを撫でながら

「陛下、今宵は空に月も御座いません。それに…朝まで此処には誰も近付かないように人払いを致しました。如何です?このまま此所でピダムが伽を始めても宜しいですか?」

耳元を唇で微かに触れながら、そう囁いた。

「ピダム…行幸が決まってからこの方、お前と閨を供に出来たのは片手の指で数えても事足りる…だからと言って…私をここで抱きたい等と…お前でなければ首と胴が繋がっている保証はないぞ!」

少し茶化すように女王が答えるとピダムは袷から手を滑り込ませて、乳房の輪郭に沿って撫でると、手を這わせて先端を軽く摘まみ

「陛下、此処にいる間は一時たりとも陛下を離しません」

そう言って、女王のほっそりとした首筋に口付けを落とした。


「あっ…ピダム…だが……ほんの暫くだけ、このままでいてくれ…星の煌めきを見ながらお前とこうしているのが幸せで…だから…」

女王は身体を幾分捻ってピダムの方を向くとピダムの唇に軽く触れ、賛同を求める眼差しを送った。


「陛下…」

ピダムは袷の中から手を引いて身体を起こすと女王を抱き起こして後ろからそっと抱き締めた。

女王は自分を包むピダムの腕に自らの手を添えて、身も心もその全てを預けた。

そうして暫くの間、二人は夜空に煌めく星々の中に心を漂わせた。

心は女王と星の間をゆらゆらとしながらも、身体の中の血潮の全てはピダムの男を猛らせ…それを抑え込むのにピダムは悶えていた。

女王は自身の腰の飾りよりも固くいきり立ったそれを感じると下肢から自然と蜜が溢れ出すのが解った。



数年ぶりに訪れた二人きりの道行き、その第一夜が始まろうとしていた。








続きます。

最後までお読み下さり、ありがとうございました(*^^*)

楽しいGWをお過ごしになって下さいねー♪


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2012/09/16(Sun) 23:38

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テヤン

私の文章は心のまんまです(笑)


Iさんへ


> こんばんは☆
お外は、台風の風がビュービュー!勢いが凄いっす。

こんばんは~(^^♪
そうなんだ。我が家は高層マンションなんで窓閉めるとまるっきり音が聞こえないんです。

> これが、黒ユシンからの続きですねっ!!
話を読み進めるうちに、どれかなどれかなー♪と楽しみながら読めました!
ユシン騙されてるーーvしかも女官とアルチョンにーヽ(^。^)ノ
お気の毒です。ご愁傷様です(●^人^●)

Iさんのお陰で今晩も過去の作品を読んで自分で懐かしがってます(笑)
こんな話書いていたんだ!って何だか感動←パボやな~


> うふふ…うふうふ…(*^_^*)
ユシンを騙しつつ…二人だけで…
現代でゆーたら、こっそりお忍びデートですね!(お仕事付き)

ボーナスみたいなもんですよ!
トンピ、ドラマの中だと頑張り過ぎて痛々しかったから。


> トンピのいちゃいちゃvテヤン様の書くトンピ☆
文章読みながらも、こう…何ていうのか…情景が分かるというか…すっごく文章が分かりやすいのです!
頭の中であのドラマのトンピを思い浮かべて~
テヤン様の文章をそのトンピ達にあてはめる感じ?(私の頭の中。)わ…わかりますかね?

すごく良ーーく解ります(*^^)v
なんせ私は曲がれない女なんで…心のまんま、想いのまんまに文章書いてます。
難しいことは言えないし。。。つまり単純なのです!!!でも、ピダムに対する想いは熱いッス♪
ピダム好きだ!大好きだ!!この勢いだけで書いてるって言った方が良いかなぁ~へへへっ(^^ゞ


> あぁーそれと ここのとこ毎日、訪問&コメ残してすみません(>_<)
半端なく、コメ残してすみません<(_ _)>
大変だと思うので…私のコメ返しは後回しでいいのです(*^^)v

大丈夫です(^v^)
3連休だったから。。。
忙しくなったらコメ返せなくなるかもしれないけれど…
過去のSSにコメ頂くのってとっても貴重なので嬉しいです!!!
お気遣いもコマウォヨ~<(_ _)>


2012/09/17(Mon) 01:12

Edit | Reply | 

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