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祝☆ナムギル君生誕日 & blog4周年記念 SSS黒の公子 花の姫君 その参

 13,2016 16:20
皆さん、こんにちは♪
更新が滞ってしまいミアネヨ~
本日がナムギル君の誕生日だと言うことを忘れてて(^^ゞ
先ほど頂いたコメントを読んで思い出しましたぁ~



ナムギル君♥생일 축하합니다✨
25日のファンミには行くからお許しを(笑)
教えて下さった方、ありがとうございました😆💕✨


お話変わって…
このblogも今月で4周年を迎えます。
数多くのイケメン俳優にふらふらと心奪われてる私ですが…
ここまでやって来れたのは偏に私の書いてる拙いSS等を読んで下さってる皆さんのお陰だと思っております。
ありがとうございます♥
これからもよろしくお願い致します🙏

そこで感謝の気持ちを込めて…と言える程は書き込めていない作品なのですが…
『黒の公子 花の姫君』の続編をUPしたいと思います。
よろしかったら読んで見て下さいね~🎵




長い一日の終わりを告げる美しい夕焼けが徐羅伐の山並みを黄金色に染める頃。



月城の高楼の上に佇む影一つ。
遠目から見ても美しいその立ち姿。
すらりと背の高い美丈夫が肩幅程に開いた長い両脚で高楼の木床を力強く踏み締め両腕を胸の前で組みながら愁いを秘めた黒曜石の眸で遥か彼方を見詰めている。
随分と長い間微動だにしないその影は神国の護り手、一度(ひとたび)戦場に出れば己の行く手を阻む敵兵全てを尽く(ことごとく)薙ぎ倒し、無惨な死体の山をごまんと築き上げる神国の戦神、鬼神『阿修羅』の異名を持つ太子ピタムその人だった。



彼が率いる無敵の黒色騎馬軍団は神国の誇る精鋭軍であり、自らも黒色の衣や甲冑を好んで身に纏うことから太子に冊封される以前より『黒の公子』と呼ばれ民草たちから絶大なる信頼を寄せられていた。
そんな彼の鼻筋通った美しい横顔が夕陽に照らし出されると左耳に掛けられた神国太子の璽である豪奢な黄金細工のトゥリゲもきらきらと煌めき華を添えたがそれとは裏腹に彼の心は暗く陰鬱だった。
平素であれば才色兼備の母ミシル王妃譲りの優雅で華麗な物腰で人々に接し、一部の隙もない威風堂々たるその立ち居振舞いは既に一国の『王』としての品格さえ身に備えていた。
そんな沈着冷静な彼にしては珍しく今は眉間に深い縦皺を寄せ苦虫を噛み潰したように険しい表情をしている。
覇気を纏わぬ心許ない彼の姿は神の如き『阿修羅』や近寄り難い『黒の公子』でもなく何処にでもいる普通の悩める青年に違いなかった。
その理由は明白だった。
ここ数日ピダムの父である新羅第25代真智王の具合が芳しくない為だ。

もし…
もしも父王が崩御されるようなことがあれば…
私は直ぐ様、王の御位に昇らねばならぬ。
長きに渡る放浪の旅の末、徐羅伐に戻ることが許され運良く神国太子として世の人々に認められし時より、この神国の永続と平和な世を創る事が私の務めとなったのは承知していた。
何時かは自由気儘な生活に終止符が打たれることは解っていたつもりだった。
元々王家に生まれし者が自由を求めること自体が可笑しなことだったのだ。
私は今まで恵まれていた。
そう思えば割り切れる…ずっとそう思い続けて生きて来た。
だが、こうして自由で居られなくなることが間近に迫った今…
私…いいや、俺と言う卑屈な上に未だ腹も括れない優柔不断な男には自由から最も遠い場所にある至高の御位など全く持って似つかわしくないことを思い知った。
ふふっ…
あははははっ…
くくくくっ…

そう片方の口の端を上げながら笑う公子の顔は半べそをかいているようにも見えた。
暫く静かに目を瞑っていた太子はふっと思い出したように胸元の袷に手を入れると薄汚れた布を取り出し愛しそうにそれを眺めた。

姫…
だがあの生命力に満ち溢れ幼子のように清らかな心を持つ姫が私の想いを受け入れて下さるなら…
私はきっと今まで通り如何なる事にも耐えて行けると思う。
いや、耐え抜いて見せる。
私の希望…
私の安らぎ…
我が愛しの姫…トンマン。
貴女はこの私をどう思っておられるのだろう?

不安な面持ちの太子の想い人トンマン姫はと言えば…
その日も朝日が昇らない薄暗い内からこっそり宮殿を抜け出して奥深い山へと薬草摘みに出掛けていた。
それを姫君らしくない行為だと陰口を叩く者もいたが…人目に触れぬ路地や狭い空き地に花の種を蒔き美しい花を育てては人びとの心を和ませ…薬も買えぬような貧しき者が病める時は医術を用いて献身的に看病したりと慈愛に満ちた姫の真の姿を知っていた為、多くの者はトンマンが薬草を認めて山に分け入ることも当然のことのように受け止めていた。

その日、トンマンにはどうしても見付けたい薬草があった。
ピダムの父・真智王の病が少しでも好転するようにと昨今では滅多に見付けることが出来なくなった山人参(自然に這えている朝鮮人参)を探していたのだ。
滋養に絶大な効き目がある山人参は薬坊に持っていけば高値で引き取って貰える為に薬草取りや狩人たちが挙って探し当てたい代物であり、山人参自体も生育に八十年以上の長い歳月を要する為に容易に見付けることは出来ない。
ならば逸そ薬坊で金と引き換えに手に入れてしまえば良いと考えるのが普通なのだろうが、そこは負けん気の強いお転婆姫トンマン。
何とか日暮れまでに山人参を探し出し、夜にはそれを煎じて病身の王の枕元に届けようと足を棒にして山人参を探し続けていた。
そうして長いこと額や首筋に汗が滴り落ちていることも忘れて前へ前へとひたすら歩を進めて行くと、眼前に姿を表した深い谷底を囲むように聳え立つ崖の側面にそれらしき物を見付けトンマンは思わず『あっ!』と大きな声を上げてしまっていた。
山々に木霊して戻ってきた自身の出した大声に驚いて辺りを見回すトンマン。
当然ながら自分以外の姿は何処にもなく、ほっとして胸を撫で下ろすと思わずくすりと笑っていた。
『大丈夫!』そう小さく呟いて気持ちを落ち着かせたトンマンは持参した紐を袋から取り出すと先ずは一方の端を己の腰に巻き付け、もう一方を近くにあった大きな岩にしっかと縛りつけてから慎重に崖に身を乗り出し、山人参の生えている場所目指して手を伸ばす。

ああ、やっと見付けたわ。
怖いけど…大丈夫、慎重にやれば大丈夫。
もう少し…もう少し手を伸ばせば届くはず。

指先でしっかりと根元を掴むとぐっと力を入れて一気に山人参を引き抜いたトンマン。
緊張の糸が切れたのか、思わずふうっと溜息を吐き出していた。
ゆっくりと身を起こして布袋の中に山人参と紐とを仕舞い込むと土埃で汚れた着物をぱんぱんと叩いてから下山の準備に取り掛かる。

帰り道…
山を下りながら、知らぬ間にかなり深い山奥まで足を踏み入れていたことを知ったトンマンはほんの少しだけ後悔していた。
万が一にも日暮までに宮殿に辿り着くことが出来なければ心配性の乳母ソファがわなわなと身を震わせて大騒ぎする姿が目に浮かんだからだ。

急がなくては…
ああ、神様…
今日はゆっくりと太陽を沈めて下さい。
私が宮殿に着くまでどうか…どうか…

トンマンは夕陽に向かってぶつぶつと口の中でそう唱えると再び必死な形相で転がるように山を下って行く。



**
それから数刻後…
日頃鍛えた健脚が沈み行く太陽に勝ったトンマンは夕陽が地平線に顔を隠す前に易々と宮殿に戻ることが出来た。
何喰わぬ顔で門を潜ったトンマンはそれまで一心不乱に山を駆け降りて来たことも忘れて肩を竦めてほくそ笑んだ。
まるで悪戯がばれなかった幼子のように。
後は己が住まう宮へと戻りさえすれば全てが上手く行く…
そう思った矢先、トンマンの薄茶色の眸に高楼の上に佇む人影が飛び込んでいた。

あれは?太子さま?
あんな所で何をしているのかしら?
それにしても何て綺麗な夕陽なのかしら。
今まで一刻も早く山を下りることばかり考えていたから気付かなかった。

好奇心旺盛なトンマンの足は自然と高楼に向けられていた。
太子の物思いの原因の半分が己であることも知らずに…。


続く。




☆最後までお読み下さり、ありがとうございましたm(__)m
この先のやや?ラブ♥シーンが書けなくて残念なのですが書く時間が取れませんでした💧
中途半端なエンディングになってしまってミアネヨ~🙇💦💦
何とか続きを書かなくては…(^^ゞ

最後に…
突貫工事でUPしたので訂正が入るかもしれません。
悪しからずm(__)m

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Comment - 4

2016.03.13
Sun
21:31

Tさん #-

URL

待ってるぜ~!

久方ぶりの物語。いいとこで終わってて あ~。あ~。続きを早々にお願いします。v-10ピダムは、永遠なり。

編集 | 返信 | 
2016.03.14
Mon
22:24

テヤン #-

URL

気長に待ってて~

シンガーソングライターTさんへ


> 久方ぶりの物語。いいとこで終わってて あ~。あ~。
続きを早々にお願いします。
ピダムは、永遠なり。

こんばんは(^o^)/
お久しぶりですね~
お元気でしたかぁ?
SSもトンピものは超久しぶりのUP!
ここ最近…頭も体も目一杯使ってるんで余裕がないのです💧
それでも隙間時間を見付けて…続きを書きたいと思っています。
コメントありがとうございました♥
また遊びにいらして下さいね~(^ー^)


編集 | 返信 | 
2016.03.17
Thu
22:31

kyon #-

URL

ピダム~(//∇//)


4周年おめでとうございます!
続けるってスゴいことですね。
また、文章を綴る、という作業も。

久しぶりのピダム!
身悶えしてしまいます~(笑)
トンマンが崖から落ちなくて
良かったけど。。。
ピダムとトンマンが
触れ合うことなく
終わってしまったので
続きが読みたくて仕方ありません(笑)

ジリジリしながら
お待ち申し上げております~(^^)

編集 | 返信 | 
2016.03.26
Sat
02:41

テヤン #-

URL

ピダム見参~☆

Kyonさんへ


こんばんは(^o^)/
返信遅れてごめんなさいね~🙇💦💦


> 4周年おめでとうございます!
続けるってスゴいことですね。
また、文章を綴る、という作業も。

ありがとうございます♥
あっという間の4年間。
最初に比べると更新頻度がスローペースになってますが(^^ゞ
これからもボチボチ(のんびり?)と更新して行こうと思っております。


> 久しぶりのピダム!
身悶えしてしまいます~(笑)
トンマンが崖から落ちなくて
良かったけど。。。
ピダムとトンマンが
触れ合うことなく
終わってしまったので
続きが読みたくて仕方ありません(笑)
ジリジリしながら
お待ち申し上げております~(^^)

二次小説を書く時間が中々取れなくて…
中途半端な所で終わってしまって申し訳ありませんでした(x_x)
トンマン…崖から落としてピダムが助けに行った方が『恋』は一気に盛り上がったかもしれないなぁ~
なんて…Kyonさんのコメント読んで「しまった!」と思った私は鬼畜❔(~_~;)
トンピの触れ合いがないのはやっぱり詰まらないですよね~
『黒の公子 花の姫君』は基本何でもありの設定なので…
今までと違った二人のラブシーン(どんなのが良いかなぁ?何方かリクエストしてくれないかしら?)が書けると良いなぁと思っています🎵
と言いつつ…いつも通りのワンパターンになったらミアネヨ~(^^ゞ
続きは気長にお待ち頂けると嬉しいです。
コメントありがとうございました😉👍🎶


編集 | 返信 | 

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