風の歌声

ピダム&男前を愛する管理人の萌えブログです♪

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蘭陵王 SS合歓木夫婦 その弐 ~天女と軍神の物語~

皆さん、こんばんは(^o^)/
ナムギル君主演の映画『海賊』
もうすぐ観客動員数が600万人越える勢いなんですね~
先週末『鳴梁』を押さえて観客動員数1位を獲得。
凄いです
この勢いで更に上を目指して、頑張って欲しいですね~d=(^o^)=b


と話は変わって…
ドラマ『蘭陵王』本日の放送は第40集。
やっと観られました‼子馬陛下と貞ちゃんとの花火大会←違う(笑)
子馬陛下嬉しそうでしたね~
『蘭陵王が亡くなって…雪舞は俺のもの』状態。
でも我らの蘭殿下は生きてて…
ようやっと鄭児の蜘蛛の巣ほどいて脱出なるかって所で終了。
明日はどうなるのかなぁ?

せっかちな管理人
気に入ったドラマはDVDを借りたり、買ったりして一気に観たいタイプなのですが…
今回に関しては『楽しみは最後まで取っておこう!』ってことで…
気長に1日1話で逸る気持ちを押さえ込んで頑張っておりま~す(爆)


今宵は『SS合歓木夫婦』の続きをUPしたいと思いま~す♪
続きをぽちっとしてお読み下さいね~



蘭陵王夫妻が住まうのは王府の最も奥まった場所に建つ北の棟。
扉を開けると正面の床の間に飾られているのは王が長年戦いを共にしてきた愛用の黄金の鎧兜に長槍と剣。
鴨居に高々と掲げてあるのは『思無邪』の三文字の書飾り。
その言葉の通り日々慎ましやかに生きる夫妻の居間に置かれた黒塗りの卓上に今宵は珍しく王妃・楊雪舞が手塩に掛けて拵えた数々の料理を乗せた皿が並べられていた。
『蓮湯肉片』は片栗粉をまぶした豚肉に茸や筍が入った甘辛のスープをかけた料理。
中央に置かれているのは例の『羊肉乱炖』羊肉に香辛料を加えた煮込み…
『牡丹燕菜』は大根を千切りにして燕の巣に見立てた、見た目にも涼しげな一品だ。
他にも『炒大豆苗』『 糖醋排骨 』など
肉好きの夫・長恭が好みそうなものばかり。

折しも雪舞と仲睦まじく手を繋ぎ、彼是と談笑しながら部屋へと入って来た蘭陵王・高長恭は卓の上狭しと置かれた料理の皿の数の多さに大きな眼を更に大きく見開いて感嘆の声を上げた。

「おおっ、これは凄いな…」

「…」

「これだけの料理を用意するには相当な時間と手間が掛かっただろうに…」

そう言って料理の盛られた皿に一通り目を通すと雪舞の労苦を労うように雪舞の手を掌で包み込み優しく擦る長恭。

「雪舞…王妃である君は私が留守中、王府を切り盛りするだけでも大変だろうに…。況して君はあれからずっと私に内緒で負傷兵村の民草や私の部下だった兵士たちにも気を掛けてくれている…それを私が知らないとでも思っているのか?」

「殿下…ご存知だったの?」

「ああ、五弟や暁冬、それに小翠からも話は色々と聞いている」

雪舞は添えられた長恭の手に、もう片方の手を重ねると左右に首を振った。

「いいえ、殿下…それでも私がしていることなど…殿下が皇宮で苦労されていることに比べれば大したことではないと思うの」

思慮深い妻の言葉に関心した長恭は妻が一層愛しく思えて…
口角をきゅっと上げて微笑むと雪舞の眸をじっと見詰めた。

「雪舞…そう思える君は本当に素晴らしい女人(ひと)だ。流石、私が選んだだけのことはあるな!」

そう言い切ると今度は自信たっぷりな態度で重ねられた妻の手をぽんぽんと叩く長恭。

「あら、まあぁ、殿下。何時からそんなにお口がお上手になられたのかしら?」

上目遣いで長恭の顔を覗き込む雪舞。
はははっと声を上げ満面の笑顔を雪舞に向ける長恭。

「何時からって…君と出逢った頃と変わらないだろう…」

そう惚ける夫・長恭を嗜めるように目を細めてきっと睨みを効かせる雪舞。

「殿下ぁ~」

「んっ?雪舞、何だ。何か私に言いたいことがあるのか?」

ニヤニヤしながら再び惚ける長恭の顔があまりに可笑しくて、笑いを堪えきれなくなった雪舞は長恭の顔を指差しながら

「んもうぉ~何よ!殿下ったら…そんな(可笑しくて可愛らしい)顔は反則よ!反則!」

「私のどんな顔が反則だって言うんだ?うん、こんな顔か?じゃあ、このままずっとこうしていよう」



「もぉ、殿下ったらいい加減にして!」

雪舞は眉間に深い皺を寄せたまま、両手を顔の横まで上げ…まるで獰猛な虎が獲物を狙う時のように爪をぐぐっと突き立てると長恭へ向かって突進した。

「ぃや~~あぁぁぁぁ…っ」

ふんっと鼻で笑って意図も簡単に雪舞の両腕をガシッと捕まえた長恭は妻の額にブチュっと熱い口付けを落とした。

「ひゃっ…」

夫の『口付け』と言う思わぬ反撃にあい、声を上げて後に下がろうとした雪舞。
逃さぬとばかりに雪舞を引き寄せぎゅっと抱き締めるともう一度額に口付けを落とし『参ったか?』と言いたげにンッパッと大きな音を立てて唇を離すご機嫌な長恭。

「…今はここまでだ!…だが…愛妃…」

更に何かを言いたげな長恭は雪舞の耳元に唇を寄せてその良声で囁く。

「今宵は寝かせぬ!閨で君を心行くまで酔わせて見せよう、雪舞。覚悟して置け…はははっ…」

身も心も結ばれてから大分経つと言うのに…閨での睦事一切を口にしない長恭が今宵は堂々とそう宣言して見せた。
恥ずかしがりの夫の『寝かせぬ』宣言を耳元近くで囁かれた雪舞の頬は気恥ずかしさから一気に深桃色に染まる。

『殿下ったら…』

長恭の顔をまともに見ることが出来なくなった雪舞は唯黙って首を縦に小さく一度振った切り、そのまま俯いてしまった。
じっと固まる雪舞。
それを見た長恭の動きも止まり…
数分が経過した。



「さてと…どれどれ、何から食べようかな」

わざと大きな声を出しながら卓の前に座り、徐に箸を手に取って俯いたままの雪舞に助け舟を出す心優しき長恭。
雪舞が長恭の声にはっとして顔を上げると…
長恭は雪舞を見ながらにっこり笑って首を竦めておどけて見せた。
夫の常と変わらぬ様子に安堵した雪舞は直ぐに平常心を取り戻し、当初の目的を達成する為に奮闘し始めた。

「さあさあ、殿下…先ずはこちらを一献どうぞ!」

酒の入った鼎の瓶を手に取り酌をする雪舞。
銀杯いっぱいに注がれた酒を一気に飲み干す長恭。

「うん、旨い」

「この御酒は皇太…祖母上さまからの頂いたものですよ。殿下」

「そうか、なるほど…うん流石に旨い訳だ!…ところで雪舞、どの料理が君の一番のお勧めなんだい?」

雪舞が羊肉と香辛料を長時間鍋で煮込んだ料理が乗る皿をおずおずと指差すと箸で肉を摘まんで口に運ぶ長恭。
肉を噛み締めると口の中で滲み出る肉汁と羊肉とが絡み合って極上の味が口一杯に拡がった。

「うーんっ、旨い!」

「ホントに?」

「ああ、本当だ!とても旨い。君も食べてご覧」

そう言うと颯と箸で羊肉を摘まんで雪舞の口元に運ぶ長恭。
パクリと頬張る雪舞。

「うーん、美味しい」

「だろう?」

「殿下のおっしゃる通り、本当に美味しいわ」

「雪舞…君は料理の天才に違いない!」

「もおぉ、殿下ったら…知ってるくせに」

「何を知ってるって言うんだ、夫人」

「私が料理が下手くそだってことです」

「雪舞…まだそれを言うのか?」

「ええ、そうです。殿下…ええ…」

「雪舞…あれはもう何年も前のことだろうに…」

「そ、そうですけど…」

「機嫌を直せ、雪舞…」

頬をぷっくりと膨らませて拗ねる雪舞と申し訳なさそうに眉尻が垂れるばかりの長恭。
そんな二人がついぞ顔を見合せた瞬間…
互いの可笑しな表情と変わらぬ負けん気の強さに堪え切れずにぷっと吹き出した。

ぷっ、ふふっ、あははっ…
あはははははっ…

笑う門には福来る。
今宵も蘭陵王府にぱっと開いた笑いの花は王府全体を幸せ色に染め上げる。


暫くして…
真顔に戻った長恭が満を持してこう言った。

「ところで雪舞…倹約家の君にしては珍しく今宵は品数が多い気がするのだが…何かあったのか?」

夫・長恭の勘の良さに舌を巻く雪舞。
この妙な所に変に気が回る夫をどうしたら丸め込んで『周』へと旅立つことが出来るのか…
雪舞の接待?攻撃はこの夜遅くまで続けられた。


**

その夜遅く…
寝室近くに用意された湯槽の中には長恭が浸かり…雪舞は一心不乱に長恭の広い背中を布で擦っている最中だった。

「殿下…お湯加減はどう?」

「うん、ちょうど良い。それより雪舞…また、湯槽に花を入れたのか?」

「ええ、殿下」

「男子の浸かる湯に花弁など…」

「はいはい、そう仰るんじゃないかと思って居りました。ですが殿下…この花弁は王府の庭で摘んだもの。言わば王府の皆で育てた我が子も同然の花弁です。まだ見ぬ吾子の代わりに…と言うのも可笑しなことですけど。時にはこうして忙し過ぎる殿下に気分転換をして頂こうと思って…」

そう言うと雪舞は湯槽に浮かぶ真っ赤な花弁を一つすくった。

「うむ、そうか…それはありがたい…だが、それなら雪舞…」

「なぁに?殿下…」

長恭は雪舞の頬に指を充て誘う(いざなう)。

「いっそ私と一緒に湯に浸かるのはどうだ?」



「えっ?そんな…恥ずかしいこと…」

「さあ、おいで!」

「えっ?いや、あっ、殿下…あぁ…」

雪舞を楽々と抱えて再び湯槽に浸かる長恭。
ドポンと言う音と共に水飛沫が飛び散った。

「殿下たら…もおぉ…」

「ほら、二人で入っても充分広い」

「ふふっ、あらっ、ほんと。確かにそうね」



「雪舞…」

「なぁに?殿下…」

「こうしていると思い出さないか?」

「あら、その思い出とやらは何方とのことを仰っているのかしら?…」

「雪舞…何度も言っているが…私が愛するのは君一人だけだ!」

「はい、殿下…承知致しております」

「そうか、解っているのなら、雪舞。今直ぐに君が食べたい」

「もぉ、殿下ったら…」

「雪舞…」

「殿下…」

「雪舞…」


眸と眸が重なり…
唇と唇がぴたりと重なり…
時が止まる。
目眩く甘い二人だけの時間が始まる。


湯殿の彼方側にある夫妻の寝室。
そこに置かれた大振りの白磁の花瓶に活けられた青々と繁る合歓木の葉々は夜を迎えるとピタリと合わさり既に眠りに就いている。
湯殿から急ぎ上がった長恭は身体を拭うと雪舞を抱えて寝台へと向う。
己の腕の中にいる愛妻・雪舞を見詰める長恭の透き通った眸はこの上なく柔和で慈愛に満ち溢れている。
雪舞は長恭のとくとくと波打つ力強い胸の鼓動を聴きながら…
幸せを噛み締めそっと目を閉じた。





続く





※『思無邪』…思い、よこしま無し
「論語」からの引用。「心(思うこと)に、正しくないことや余計な雑念がない」というような意味。
蘭陵王府の北の棟に掛けられた黄金色の書飾りにこれが書かれています♪


☆最後までお読み下さり、ありがとーございましたm(__)m
今回もR指定まで行きませんでした。
期待してた方ご免なさ~い。
だって…
蘭雪はトンピと違ってエロっぽく書くの難しいってことに気付いたんです、管理人(°∀°)
それでも長恭さんに頑張って貰わねば…
その参に続く!!




☆STさんへ
Happy birthday to you♪
良き1日をお過ごし下さいね~

☆一部修正しました。


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2015/07/10 (Fri) 22:43 | # | | 編集 | 返信

初めまして♪

鍵コメさんへ


お早うございます(^o^)/
初めまして管理人のテヤンと申します。
ご訪問&コメントありがとうございます🙇

『蘭陵王』がお好きなのですね~
私も昨年の夏にどっぷりハマっておりました(笑)

パスワードの件…解決されたようですね❗
良かったです。
また遊びにいらして下さいね~♥

2015/07/12 (Sun) 14:54 | テヤン #vbu/5PMA | URL | 編集 | 返信

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