風の歌声

ピダム&男前を愛する管理人の萌えブログです♪

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蘭陵王 SSS春の雪 ~天女と軍神の物語~ 追記あり

皆さん、こんばんは(^o^)/
今は深夜の2時半…(笑)
本日はドラマ『蘭陵王』第36集(36話)が放送される予定です。
いよいよ最大の山場・X-Dayが訪れます😢

管理人、既に昨日の前夜祭で涙がほろりと流れてしまうし…💧
心臓はばくばくしちゃってるし…💖
何て言うか『落ち着き』が全くありません。
明日(いや、既に今朝だよ😱)は最後までしっかりと見られるのだろうか?←きっと無理、たぶん無理😥

この苦しい気持ちを何とかしないと…
そう思って短いSSSを一気に書きあげました!
ぱっと閃いて短時間で書いた作品ですので…多少の矛盾はお見逃し下さい🙏💦💦

蘭陵王・高長恭の独白です。
続きをポチっとしてお読みになって下さいね~♪






運命の日…
寝台の上で眼を開けると柔らかな朝日に包まれた私の宝・楊雪舞が長い黒髪を櫛で梳っていた。
この乱世から隔離された白山村で生まれ育った彼女に浮世離れしている所があるのは知っていたが…
凡そ女人と言うのは男子…
いや、夫の前では少しでも美しく在りたい…そう思うのが当たり前なことなのだと…
多くの女人の住まう皇宮で育った私はそのように認識していた。
だが目の前にいる私の愛して止まない私の妻・楊雪舞は私が側にいることなどお構い無しに絡みついた髪をもっと痛めてしまうくらいにせっせっと髪を解かし続けている。
寝惚け眼でそんな雪舞の様子をじっと観察している私に雪舞が気が付いて

「殿下…起きたの?」

「ん」

「何を見ているの?」

「目を開けたら目の前に絶世の美女がいる。その美女が何処から来たのか?良く見たら…」

そこまで言うと雪舞が私の居る寝台までやって来て…
「何よ!」と訝しげに言って手に持っていた櫛に私の顎を乗せると…
『どう、殿下の首は私が取ったわよ!』
まるでそう言わんばかりの顔をした。
そんな子どもっぽくて…
負けん気の強い雪舞が無性に愛しくなった私は雪舞の背後を取ると後ろから抱き留めて

「私の(愛する)王妃ではないか!」

と冗談めかして答えたが為に…
雪舞と二人大声を出して笑ってしまった。


こんな時でも雪舞と一緒に居れば私は笑うことが出来る。
例え『死』を賜る時刻が直ぐそこまでやって来ているとしても…
雪舞さえいてくれたら…他には何一つ要らない。


私は腕の中にいる雪舞の持っていた櫛を取り上げてから

「髪をすいてやろうか?」

と誘い(いざない)雪舞の長い髪をすいてやった。
途中、力の入れ過ぎで『痛い』と叱咤され…
手入れがなっていないと注意を促すと手抜きも時には必要だと何時ものように嬉々として屁理屈を並べて平然としている雪舞。

「明日からも殿下に毎日すいてもらうわ」

いけしゃあしゃあとそう言って雪舞が振り向き様に私の顔を見ようとしたので…
苦悩で歪んだ顔を見られたくない私は手でそれを遮って

「じっとして」

と誤魔化すと…更に雪舞は

「夫が妻の髪をすくとその夫婦は生涯仲良く添い遂げられるそうよ」

嬉しそうにそう言った。


涙が溢れそうだ、雪舞。
明日私はこの世にいない。
明日と言う日は私には訪れないのだ、雪舞…



私は雪舞を強く抱き締めてこう言った。

「毎日ちゃんと髪をすくんだぞ。例え私がいなくとも」

「嫌よ、お断りよ、貴方に任せるわ」


雪舞、雪舞…すまぬ。
真実を告げぬまま逝く私を許して欲しい。





**

いつもの朝と同じように二人で食事を済ませると雪舞が行きたいと言う場所へと向かった。
連れて行かれたのは…
昔、雪舞を誘って訪れた柳の種子の綿毛がふわふわと舞うあの美しい場所だった。

「貴方はあの日教えてくれた。『柳』には『留』の意味がある。生涯側にいてくれると(約束してくれた)…あれから私、柳が好きになったわ」




雪舞…
柳を好きになってくれてありがとう。
雪舞…
風に乗って飛び交う柳の綿毛の姿が…
真冬に天から舞い降りる雪のように見えないか…
楊雪舞…
君のその名の通りに…
柳の綿毛はまるで春に舞い降りる雪のようだ。
純粋無垢な心を持つ君のように真っ白で…
風に乗ってふわふわと舞う姿は優しき君の歌う子守唄のようだ。


突然、柳の一枝を手折ると私に剣術を習いたいと言う君。

「昨日のような時に自分の身を護りたいから」

「貴方に習って剣術を習得出来たら子どもたちにも教えるわ!」


雪舞…
君はどんなに踏みつけられても未来への希望を失わない強い女人(ひと)だ。
例え私がこの世からいなくなっても元気に生きて行って欲しい。
私はこの美しい風景と共に…
君のその愛らしき姿を目に焼き付けて逝こうと思う。
独り真っ暗な黄泉路を辿る時もきっとこの春の雪たちが舞い降りて私の足元をうっすらと照らしてくれるだろう。


雪舞…
楊雪舞…
私の煌めく春の雪…
愛している、愛している、永遠に…
君だけを。






☆最後までお読み下さり、ありがとーございました😌
この後、長恭さんは従弟である皇帝の命で『毒酒』を賜り自害する…そういう展開が待ち受けております


☆追記
雪ちゃんに何の相談もなく『死』を覚悟しちゃった長恭さん…
なーんて自分勝手な男なんだ!と思いつつ…
雪ちゃんを思い…国の行く末を心から案じる長恭さんの優しさは半端ないし…
最後にはやはり涙を流して画面に食い入る自分がいるのでした😢

余談ですが…
楊雪舞の『楊』も『柳』と同じ意味なんですよ🎵
柳の綿毛のシーンが2回登場した時に綿毛が飛ぶのを見て…
『柳・綿毛』で検索すると中国ではこの現象を『春の雪』とも言うんだそうです。
それで『じゃあ、楊雪舞そのものじゃん❗』と思った管理人…益々気持ちが高まってSSを書いてしまった…
そう言うことなのでした😁









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