風の歌声

ピダム&男前を愛する管理人の萌えブログです♪

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SS私のピダム 外伝 月影 前編

皆さん、こんばんは(^o^)/
ナムギル君情報がめっきり少なくなってる今日この頃。
きっと映画の撮影等でお忙しいのでしょうが…何もないのは寂しいですよね~💧
何処と無く寂しい晩秋🍁が更に寂しくなっております。

そこで…と言う程ではありませんが(笑)
夏以来『蘭陵王』のSSばかり書いていた管理人ですが…
本日は久しぶりにこのblogの真打ちピダム様のSSをお送りしたいと思いま~す♥
実に半年ぶりの作品になるんですね~
管理人もびっくり…ピダムファンの皆さん、お待たせしました~🙇

このお話には後編があって…(只今執筆中)
前編と後編とで変化するピダムを読み比べて頂くと面白いんじゃないかと思います←あっでも本質的には全く変わってないんですがね(^o^ゞ

あっと言い忘れるところでしたぁ~😆
SS『月影』は全編通して際どい表現を使わせて頂いています。
苦手な方はここまでにして下さい(尤もこのblogにいらっしゃる皆さんはナムギル💖LOVEな方ですので余り心配はしておりませんけど…一応)
大丈夫な方は続きをポチっとしてお読みになって下さいね~♪



じぃじぃと先刻まで木に止まって忙しげに鳴いていた蝉の声もぱたりと止んで…
涼やかな風がそよそよと髪や頬を撫でては吹き去って行く清々しい晩夏の夕暮れ刻。
西の地平線を橙色に染める夕日の残光の中をゆっくりと移動するすらりと縦に伸びた大きな影と可愛らしい小さな影が二つ。
逞しいその背に半年ほど前に生まれたばかりの娘・摩耶(マヤ)を背負ったピダムとピダムの左側には今年五つになる長子の霪(ウム)がぴたりと寄り添って歩き、唯一空いている右手で三つになる阿那(アナ)の小さな小さな手をピダムがしっかりと握り締めている姿だった。
ピダムと子どもたちとが日課としている夕暮れ時の散歩から戻って来た所だった。

「ただいまぁ~、トンマナ」

帰りを知らせるピダムの元気な声が門の辺りから聴こえるとそれまで夕飯の準備に悪戦苦闘していたトンマンは濡れた手元を衣の裾で拭きながら転がるように台所を飛び出して来た。

「お帰り、ピダム。お疲れさま」

そう言って満面の笑顔を湛えるトンマンにピダムも微笑みながら返事をした。

「うん、ただいま…トンマン」

「途中、三人ともぐずらなかったか?」

「うん、大丈夫だった。けど摩耶は疲れて寝てしまったようなんだ」

「そうか、どれどれ…」

ピダムの背中に回り込んですうすうと気持ち良さげに寝息を立てて眠っている摩耶を愛しげに見詰めるトンマン。

「本当だ!気持ち良さそうに寝てる。このまま寝室に運んで寝かせて来よう」

「うん、解った。トンマン」

ピダムはそう短く妻トンマンに返事をしてから背中で寝ている摩耶を起こさないようにゆっくりと腰を屈め小さな息子の眸の高さに自分の視線の高さを合わせた。




「霪や…」

「はい、父上」

「摩耶を寝かせて来るまでここで待って居られるな?」

「はい」

霪は父ピダムの黒曜石の眸を透き通った薄茶色の眸で真っ直ぐに見詰めながらくしゃりと笑って見せた。
ピダムは愛らしく笑う霪の頭を優しく撫でながら

「よーし、霪や。父が戻るまで阿那を頼んだぞ」

こくんと頷く霪と少し不安そうに兄の手をぎゅっと握り絞めている阿那。
その遣り取りを黙って側で見守っていたトンマンは口許を綻ばせながら夫ピダムの霪に対する完璧なまでの父親ぶりに関心していた。
後から生まれた二人の娘たちの前では『掌中の珠』と言う諺の通りに眉尻を下げながらデレッとだらしなげに笑っているだけの何処にでもいる平凡な男親なのに…
長子の霪に対してだけはどんなに多忙な時でも真摯に向き合い、五才と言う霪の年齢を考えれば少しばかり厳しい態度を見せる時もあったかと思うと…
何かを上手くやり遂げた時には大袈裟と思える程に霪を誉め讃えていることをトンマンは知っていた。
恐らくそれは遥かな未来を見据えてのことなのだろう。
王の位を継ぐべき者。
新羅の夢・三韓一統を為した後の広大な領土を統治する真の王となるべき者として幼き霪を今から少しずつ教え導いて行かねばならないことをピダムは生来備え持った野生の勘で自分ながらに考え探り当て、それを自然とやってのけていた。
言葉に出さずとも己と同じ考え方が出来る男ピダムをトンマンはこんな時とても頼もしく思うのだった。

二人が寝室に姿を消してから数分の後…
摩耶を寝かせつけて戻ったトンマンは再び台所で夕飯の支度を始め、ピダムはその場でじっと待っていた霪と阿那を抱き上げると風呂場へと向かう。

その内にお湯をバシャバシャと流す音と共にピダムの陽気な歌声と子どもたちの笑い声が風呂場から漏れ聞こえて来た。

平穏無事に過ぎ行く一日。
流れる時間繰り返えされる営み。
その小さな積み重ねが家族の絆を強め…
やがて訪れるであろう苦難の道に於いて互いの存在が互いの足元を照らす光となるに違いなかった。


その夜更け…
全ての家事を終えたトンマンは夜着に着替えて隣室で眠る子どもたちの安らかな寝顔を暫く眺めていた。
そして母親としての役目を終えると今度は夫婦の寝室に戻って寝台で横になって何かを熱心に読み耽っているピダムの直ぐ側に腰掛けた。

「何をそんなに熱心に読んでいるんだ?」

トンマンの問い掛けに顔を上げたピダムは

「うん、トンマンと俺が気持ち良くなれる本」

と答えてニヤニヤと笑っている。
ピダムの様子から読んでいるのは低落な春画本の類いに違いないと思ったトンマンは頬を真っ赤に染めてピダムから本を奪うように取り上げるとそれでピダムをバシバシと数回叩きつけた。

「もお、ピダムの馬鹿!馬鹿!」

「はははっ、冗談だよ、トンマン」

「嘘を言うな、ピダムっ」

「嘘じゃないよ、トンマン。ほら、落ち着いてその本の表紙を良~く見てご覧よ」

真面目な顔をしたピダムにそう促されたトンマンは恐る恐る本の題目を確認して見た。
するとそれは『貞観政要』と言う強国唐の情勢が書かれている真面目な本だった。

「あっ…」

「なっ、嘘じゃなかったろ」

「うっ、だってお前が…気持ち良くなるって言ったから…だから、その…」

ピダムは顎を引いて上目遣いで

「その、なんだよ。トンマン?そんなに気持ち良くなりたいの?」

そう言ったピダムは妖艶な表情で此方を見詰めている。
寝台の横でゆらゆらと揺れる灯火を映し出すピダムの黒曜石の眸は煌めく無限の星々を散りばめた夜空のように美しくあっという間に魅いられたトンマンは心の臓がばくばくと鳴り出し頭がぼうっとして…
まるで凧の糸が切れたように動けなくなってしまった。
その様子を直ぐ側でじっと監察していたピダムは頬を紅く染め何やらぎごちなさそうにしているトンマンを不思議に思いながらも折れそうなその細腰をしっかりと掴むと一気に自分の方へ引き寄せ…
額や鼻先に優しく口付けを落としてから愛して止まない妻をそっと抱き締めるのだった。
既に体温が上昇したトンマンの体からはふわりと甘やかな香りが匂い立ちピダムを包み込む。
ピダムはクンクンと鼻を鳴らしてその甘やかな香りを犬のように嗅ぎ回ると目を瞑り…胸いっぱいに香りを吸い込み満足げに微笑んだ。

「ああ、何て良い香りがするんだ。俺のトンマナ…」

妻の耳元でそう囁いたピダムは蒲公英の綿毛のように柔らかな口付けをトンマンの真っ赤な唇に落とした。
唇やら首筋やらを啄むように移動して行くピダムの優しい口付けはトンマンを更に夢見心地にさせる。
小さく喘ぎながら己の胸の中で身を震わせている可愛らしい妻の帯を器用に紐解いたピダムはトンマンの頭を支えながら寝台にゆっくりと押し倒し衣の袷を左右に広げた。
白雪よりも尚白いトンマンの美しい肢体が暗闇に浮かび上がりピダムの視覚を十二分に刺激する。
体中を駆け巡る熱き血潮はピダムの下肢の一点へと急速に集まり始め、その痛みにピダムは微かに顔をしかめた。
痛みを逃そうとふっと息を吐き出したピダムは目の前に据えられたぷるんとした形の良い妻の二つの頂きの先端に赤子のように吸い着き優しく舌で愛撫し始めた。
するとトンマンは両手で敷布をぐっと掴んで首を左右に振って体の隅々にまで走る有り余る程の快感を唯黙って遣り過ごすしかなくなるのだった。

あっ…ぅん…ぁぁぁ…
ピダム…ピダム…
荒ぶる野生馬のような自由奔放なお前とこうして睦合っていると私は自分に課せられた全ての責務を忘れ…
満月の夜に潮が満ちるように…
身体の隅々までお前に寄って満たされ…
お前が作り出す愛欲の海で溺れもがくしかない唯の女になってしまう。
ピダム…愛している。
私の運命、私の半身…
お前なしには今までも…
そしてこれからも生きて行けそうにない。
はぁぁぁ…幸せで…幸せで…
蕩け…そ…


ぴたりとくっつき一部の隙もない男と女の影。
窓から射し込む月灯りに照らされた人影がゆらゆらと小刻みに揺らめく度に寝台がギシギシと音を立てながら軋む。
ピダムとおぼしき影から水滴が一粒ポトリと落ちると…
トンマンとおぼしき影から小さく『あっ』と言う声が漏れ聴こえた。
どんどんと大きくなる二人の息遣いが闇の中で木霊し…
蕩ける程に甘やかな嬌声と淫らで卑猥な水音はその夜遅くまで途絶えることはなかった。






☆最後までお読み下さり、ありがとうございましたm(__)m

☆『貞観政要』は時代からするともっと後の本なのですが…
帝王学の本としては最適な本と言われてるので使わせて頂きました。

☆トンマンとピダムの子どもの名前は長男の『霪(ウム)』についてはSS金のトゥリゲ等を参照して下さい。
娘二人の名前はトンマンの実母『摩耶(マヤ)』(←仏陀の母と同名)と仏の弟子『阿那律』からお借りしました。
新羅の王族の名は仏教に関係する名前が多いそうです。
王族=仏の化身・仏の身近な人物ってことで…
国の政策・仏教を布教する為にはその方が都合が良かったのでしょうね♪

☆後編は書き上がり次第UPしたいと思っています。

☆毎度同じことを申しておりますが…
拙い我がblogに拍手&拍手コメントをお寄せ下さりありがとうございます🙇
SSを書き上げる時間を確保する為に各個にお返事出来ずにおりますが…
しっかり拝読させて頂いております。
hさん、iさんいつも素敵なコメントありがとうございます🙇
大変感謝しております❤♥♥
これからも細く長く続けて行く♪
これをモットーに頑張って行こうと思っております。
どうぞよろしくお願い致しま~す☺



テヤン☀








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