宮廷女官若曦 SS雪華
皆さん、こんにちは(^o^)/
昨日は管理人の住む地域でも雪が降りました⛄
車を走らせながらフロントガラスにぶつかる雪を見ていたら



この場面の若曦を思い出して…
妄想モードONになった私(笑)←ここでのお相手はまだ八ちゃんなんですけどね!

今回のお話は…
マメチヨさんのリクエストでもあるLOVE♥LOVEな四爺&若曦編。
でも実はマメチヨさんの為には別のお話を書いてるんですよ←マメチヨさん、ちょっと待っててね~🎵
後発のこちらの作品が先に仕上がったのでUPしたいと思いま~す。
と言うのも…一昨日御結婚を発表されたウーさんとシーシーちゃんへの結婚祝い㊗にしたいなぁ~
なんてことを考えて急いで書いたからなんですが(^^ゞ


それでは皆さん、続きをぽちっとしてお読みになって下さいね~🎵




垂れ込めた鼠色の雲からちらほらと小雪が舞い降り始めた。
今年見る初めての雪だ。
私がこの時代に飛ばされてから此れで幾度目の初雪となるのだろうか…
掌を空に向かって差し上げそれを受け止めようとしたが雪華は姿を留めることなくあっという間に溶けて消えてしまう。



冷えきった私の掌にも熱き血潮が通っていると言うことを意味するのだが…
それでも天上からひらひらと舞い降りて来るこの可愛らしい白雪たちをどうにか掴もうと何度も何度も同じでことを繰り返してしまう。
良い歳をして子どものようにはしゃぐ私を廊下の向こう側から静かに見守る彼は清国第五代皇帝・雍正帝…私の最愛の人だ。
黄金色の龍袍に身を包み後ろ手に弁髪の先を掴んで微笑みながらこちらへ近付いて来る彼は昔まだ四爺と呼ばれていた皇子の頃と変わらず若々しく…
私を見詰める穏やかな眸は山奥深くに湧き出流走井(はしりい)の如くに澄み渡っていたが…
その走井の奥底には佛の慈愛と修羅のような残忍さが渦巻き…
民草の為に身を粉にして働く一方で皇位を伺う不遜の輩には容赦なく大太刀を振るう一国の君主たる者の相反する心が存在していた。
孤独の二文字を背負った彼の眸の底は見えそうで見えない。
だから私はついつい彼の眸を長い間魅入ってしまう。
少しでも彼の孤独を癒せるようにと…



見た目で唯一つ変わったことは口髭を蓄えたことくらいだ。

「若曦…寒くないのか?」

「陛下…」

礼をしようとした私を彼が制止する。

「若曦、二人でいる時に礼は要らない。もう、何度もそう言っているのに…」

「はい、でも…」

私の横に立って垂れ込めた空を見上げた彼がぼそりと

「若曦、今日は又一段とよそよそしいが…何か心配事でもあるのか?」

ほんの少しの気持ちの揺らぎさえも彼には伝わってしまう。
それが嬉しくもあり…恐ろしくも思え…
私は答えをはぐらかす。

「心配事ではないけれど…」

「言葉を濁すなど君らしくもない」

「雪の結晶を掴もうとして掴めないから…悔しいだけ」

「若曦…私に嘘をつくな!」

語気を強くして私を嗜めると左手で私の右手を掴んだ。
彼の眸と私の眸がぴたりと重なり合う。

「直に年が明ける。去年も一昨年も君はこの時期が来ると機嫌が悪くなった」

ここ数日私の心に巣食う『嫉妬心』を彼は的確に言い当てた。
これ以上は誤魔化し切れない。
そう腹を括った私は彼の人差し指に嵌められた木蓮を象った指環を指で撫でながら

「…だって…」

と子どものように頬を膨らませながら駄々を捏ねた。

「解っている」

彼は唯一言そう言って今度は私の手を両手で覆ってぎゅっと握ると

「若曦…皇帝と言う至高の地位を得てもどうすることも出来ぬことがあるのだ」

「陛下…」

「年明けは皇后の所で過ごすのが慣例…皇帝たる私が皇宮での決まりを破る訳には行かないことは解っているだろう…」

何時もは強気な彼が困り顔でそう嘆願する。
私にだけ見せる少年のように純粋な彼がここにいる。
私はそんな無防備な彼があまりに愛しくなって『四爺』と呼んで思わず頬に口付けをした。
その口付けが彼の理性の箍を外したのか…

「若曦…若曦…若曦…」

低い声音で何度も名を呼ばれ彼の厚い胸の中に閉じ込められ…
息をも尽かせぬ熱い口付けに身も心も酔わされる。
ああ、何と優しく甘く艶かしく…
触れ合った唇から互いの想いが関を切ったように溢れ出し…
体の芯がじんわりと温かくなっていくのが解る。
愛し愛される喜び…涙が零れてしまいそうな…
ああ、これ以上の幸せがあるのだろうか。
この幸せな一時を何かに閉じ込めて置きたいと思う私は欲深な女なのだろうか?
美しく舞い降りる雪華の姿を掌に留めることが出来ないように…
人が営む一瞬一瞬もあっという間に過ぎ去り過去の思い出となってしまう。
だからこそ今を…この幸せな一時を大切にしたいと思うのだろう。
中々唇を離してくれない彼の胸を手で押しやり、やっとのことで息を吸い込んだ私は彼に向かってにっこりと笑い掛けながら

「じゃあ…大晦はとことん私に付き合ってくれる?」

彼はほんの少しだけ顔をひきつらせると

「まさかと思うが…酒か?若曦?」

「ふふっ、ええ、陛下…」

そう言って破顔した私の額を人差し指でぱちんと小突いた彼は

「若曦、その代わりと言ってはなんだが君の好きな『皇帝酒』を何時でも飲んで構わないから…大晦はその…君が入れてくれる茶でも飲んで…」

「嫌よ、陛下ぁ…」

「若曦、酒は勘弁してくれ」

「何故?」

「何故かだって?茶が好きだからに決まっている(それは君が強すぎるからだ!若曦)」

「陛下、ね、お願い…」

「若曦…いや、だから…」

粉雪舞い込む養心殿の渡り廊下でそうやって何時までもじゃれあっている二人を朱塗りの柱の影から見守る皇帝侍従・高無庸は口に手を充て溜め息が漏れないように必死に耐えていた。

『はぁ~、何時までイチャイチャしながら喧嘩するつもりなんだろう。陛下も若曦さまも頑固だからなぁ~』

この後も皇帝陛下と陛下ご寵愛のお茶出し女官の会話は延々と続いたらしく…
高無庸の帽子の上には雪が一寸ほど積もったとか…積もらなかったとか…
翌朝の宮廷女官たちの噂話はその話題で持ちきりだったそうな。



終わり。




☆最後までお読み下さり、ありがとーございました😆💕✨
『若曦』の29話で喧嘩して『御茶房』から『養心殿』の皇帝の部屋に戻って来た若曦に四爺が許しを乞う場面のウーさんの表情がとっても好きです♥
だって可愛いんだもん(笑)
何時からウーさんはシーシーちゃんのこと好きだったのかなぁ~
とか余計なことを考えながら視聴すると萌え~モード全開になっちゃいます私🔥

☆少し加筆しました🙇



スポンサーサイト

Comment 3

マメチヨ

ありがとうございますm(。≧Д≦。)m

すごい嬉しいです。
こんな嬉しいことって今まであったかしら。
楽しみに待ってますね。

シーシーちゃんとニッキー・ウ-さんのご結婚、おめでたいですね。まるで若曦と四爺が幸せになったみたいで嬉しいですよねっ(*^^*)

私も、御茶房から養心殿に若曦が帰ってきたときの雍正帝、かわいくて大好き♪
今回の、お話はその雰囲気を彷彿とさせてくれて、とてもきゅんってしました。そして高無庸さん、ナイス♪素敵なお話ありがとうございました(*^^*)

2015/01/22(Thu) 19:23

Edit | Reply | 

テヤン

砂をはく❗

momoさんへ


こんばんは(^o^)/
拍手コメントありがとーございます❤

>砂を吐くくらい甘甘な二人に幸せな気持ちになりました❗

『砂をはく』…甘くてこれ以上はお腹いっぱいで食べられない🎵つまりはLOVE♥LOVEで見てられない。
これって所謂『腐女子』の使う言葉から波及したこと初めて知りましたぁ~☺
知らなかった自分が恥ずかしいのですが…
今回のお話がそれだけ甘く書けたってことでもあるので…
momoさん、お褒め下さり、ありがとーございます😆💕✨


>あのシーンの四爺はツボですよね( 〃▽〃)
幸せな二人の日常が続きますように✨
これかも楽しみにしています😌📱

やはりmomoさんもそう思われますかぁ☺
『喜ばせるのは得意じゃない』と言う台詞と表情に萌え~な私♥
いつも「ふ~ん、嘘つき」って心の中で言い返してるんです私。
中の方は四爺と違って…女性を喜ばせるのきっとお上手な筈だし(笑)
ツンデレな四爺のまま…「喜ばせるのは得意なんだ❗俺」って台詞をどや顔で言って欲しいかも←病気ですね❕私😅
四爺と若曦は似た者同士だから…平和な日々は短く…喧嘩して…仲直りして…の繰り返し。
それでも『信頼』を失わなければ元の鞘に納まるでしょうから…
そんな二人の愛情と葛藤を描いて行けたら…と思っています。

ところでmomoさんて…もしかしてHKOの先輩ですか❔
もしそうならい今頃気付いた新人をお許し下さいませ。
そしてこれからも宜しくお願いしま~す🙇



2015/01/23(Fri) 19:19

Edit | Reply | 

テヤン

マメチヨさんも四爺♥LOVE❔

マメチヨさんへ


こんばんは(^o^)/

>すごい嬉しいです。
こんな嬉しいことって今まであったかしら。
楽しみに待ってますね。

そんなぁ~(^^ゞ
プ、プレッシャーに押しつぶされそうです(笑)
既に1話は書けてるのですが…暗いかも😅
どうしても四爺&若曦カップルを描こうとすると『葛藤』を書きたくなるんですよ、私。
四さまは『皇位』を望む一方で『隠遁生活』に憧れてるじゃないですか!
でも若曦と十三弟を救う為にどうしても最高位に着かなければいけなかった。
皇位に着いては見たものの…全てが思い通りにならず…
若曦の為にとやったことが全て裏目に出ちゃって。
若曦は若曦で皇帝としての彼の立場に全く理解がない。
ドラマはすれ違いのまま終わりを迎え…
なので私も先ずはすれ違いから入って…どうしたらハッピーエンドで終わるのか…
色々考えながら書いて行けたらなぁ~と思っています♪


>シーシーちゃんとニッキー・ウ-さんのご結婚、おめでたいですね。
まるで若曦と四爺が幸せになったみたいで嬉しいですよねっ(*^^*)

うんうんうんo(^o^)o
激しく同意致しま~す☺
『結婚』と言うか『入籍』のNEWSに興奮した私は…
その後ニヤニヤしながら夜遅くまで二人の出演するドラマを視聴しとりました❗
末長くお二人の幸せ🍀が続きますように…
そう願いながら拙いですが四爺&若曦のお話を書いて行きたいです。


>私も、御茶房から養心殿に若曦が帰ってきたときの雍正帝、かわいくて大好き♪
今回の、お話はその雰囲気を彷彿とさせてくれて、とてもきゅんってしました。そして高無庸さん、ナイス♪
素敵なお話ありがとうございました(*^^*)

あのシーンの四さまは本当に可愛いですよね🐤🐤🐤
幼い子どものようです。
マメチヨさんは二人のどのシーンがお好きですか?
私は浣衣局で四さまに若曦が『十四弟に嫁げ』と言う勅命に背いたことを告白するシーンが好きです。
この時の気持ちをずっと忘れなければ…と思うと涙がちょちょ切れます。
質素な二人の姿が余計に美しくて良いのよね~

コメントありがとーございました😆💕✨
何処まで書けるか解りませんが…
もう少しお待ち下さいね~🙇

2015/01/25(Sun) 00:49

Edit | Reply | 

What's new?